
きのう昼は津田沼の公民館でうたのひろば。小さいホールに椅子をいっぱい広げて出してほぼ満席。年配のおばさん多数、おじさんも大きな声で歌った。夜継母のお通夜なので会場に喪服を着たまま参加した。
曲は休憩をはさんで約20曲。「故郷」(ふるさと)から始まり、「野菊」、「誰もいない海」、「思い出」、「枯葉」、他10曲をアコーディオンの伴奏で歌う。
後半の曲に谷川俊太郎作詞、武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」という歌を6番まで歌った。歌の指導をしてくださったないとうひろおさんは「武満徹さんは日本ではあまり知られていない作曲家だが、世界の人気はすごい、彼が亡くなった時、日本の新聞はたった一行だったが、ニューヨークタイムズには全面ページに掲載された」という話しを聞いた。
それで思い出したが、私がニューヨークに住んでいた時のアメリカ人の友人、ハロルドが武満徹の大ファンだった。私も武満さんの名前を知らなかったがハロルドから初めて知った。今度アメリカへ行く時は武満さんのDVDを彼にお土産に持って行ったら喜ぶと考えていたら2年前に彼も亡くなってしまった。そんなことを思い出した。
後半は「河は呼んでいる」、「小さな喫茶店」、「帰れソレントへ」、「故郷を離るる歌」など他多数の歌を2時間目いっぱい歌った。
誘ってくださったNさんはいつもはアコーディオン伴奏をするがきのうは一緒に歌う方の立場だった。その後、妹と待ち合わせする時間までお茶していろいろお話できた。
夜は通夜会場の松戸へ妹の運転で向かった。娘である私たちは喪主をせず、継母の甥が喪主を務める葬儀会場へ複雑な思いで向かった。