私には資格試験ほど縁のないものはなかった。英語関係の資格試験ももたず30年も英語を使う仕事をしてきたのだ。自信あるのは経験のみ。今採用試験を受けたなら、まったく受かることなどないだろう。
でも挑戦はした。しかし、間抜けとおっちょこちょいと勘違いが災いしてお話にならなかった。
アメリカから戻ってすぐにまず英検1級を受けようと挑戦したのだ。1970年後半だったと思う。
手続きを取り、自宅近くの公立学校が試験会場だった。受験番号を机に置き、試験時間を待った。見渡すと、なぜか皆机の上に紙切り用の小さいナイフを置いてある。あれっ、なんだろう?と思ったが、私は必要ないわ、と無視した。試験用紙が配られた。当時の試験用紙は確かA4サイズをふたつに折ったものが数ページだった。折った端にはホッチキスで二箇所軽く止めてあった。
スタートと同時に私はそのホッチキスをはずしにかかったのだ。まわりの人たちはナイフでホッチキスと反対側の紙の折り目を切り開いていたのだ。でもまわりには目がいかない。そしてホッチキスをはずして開いたところから答案用紙に書き始めた。升目があり、ほどんどが正解番号を書くというものだった。どんどん答案用紙を埋めていくのだが、あいにくというか答案用紙の番号がほとんど同じ数なのだ。ところが最後の問題の段階になって答案の升目の数が合わないことに気づいた。えっ、なに、これ?しまった、と思った時はすでに遅し。完璧に番号を間違えて書き込んでいったわけで、自分の馬鹿さかげんにいらだち、怒り、結局英検試験は二度と挑戦しなかった。
次に挑戦したのがTOEICだ。これはだいぶ後になって挑戦した。時代はパソコン時代だ。受験申し込みもパソコンからだ。当時TOEICのサイトを開くと大人用のTOEIC申し込みとジュニア用TOEICの申し込みを同じサイトを半分こづつに分かれて案内があったのだ。おっちょこちょいの私は日付の方に釘付けとなり、受験日の早い方を申し込むことにした。それがジュニア用だったのだ。受験日会場に行くと年配の人たちも少しばかりいたが、大半は学生だった。そこで初めてジュニア用に応募してしまったことがわかった。なんというまた間抜けな私。仕方ないがジュニア用を受けてきたが、結果は完璧!でもちっともうれしくない。だってこれはジュニア用、できて当たり前ではないの!これですっかりやる気をまたなくしてしまった。TOEIC事務局にサイトのまぎらわしさを後日指摘したら修正されていた。
あともうひとつ間抜けな受験があったが、どうも自分には受験には縁がないものとあきらめ気味だ。
でも挑戦はした。しかし、間抜けとおっちょこちょいと勘違いが災いしてお話にならなかった。
アメリカから戻ってすぐにまず英検1級を受けようと挑戦したのだ。1970年後半だったと思う。
手続きを取り、自宅近くの公立学校が試験会場だった。受験番号を机に置き、試験時間を待った。見渡すと、なぜか皆机の上に紙切り用の小さいナイフを置いてある。あれっ、なんだろう?と思ったが、私は必要ないわ、と無視した。試験用紙が配られた。当時の試験用紙は確かA4サイズをふたつに折ったものが数ページだった。折った端にはホッチキスで二箇所軽く止めてあった。
スタートと同時に私はそのホッチキスをはずしにかかったのだ。まわりの人たちはナイフでホッチキスと反対側の紙の折り目を切り開いていたのだ。でもまわりには目がいかない。そしてホッチキスをはずして開いたところから答案用紙に書き始めた。升目があり、ほどんどが正解番号を書くというものだった。どんどん答案用紙を埋めていくのだが、あいにくというか答案用紙の番号がほとんど同じ数なのだ。ところが最後の問題の段階になって答案の升目の数が合わないことに気づいた。えっ、なに、これ?しまった、と思った時はすでに遅し。完璧に番号を間違えて書き込んでいったわけで、自分の馬鹿さかげんにいらだち、怒り、結局英検試験は二度と挑戦しなかった。
次に挑戦したのがTOEICだ。これはだいぶ後になって挑戦した。時代はパソコン時代だ。受験申し込みもパソコンからだ。当時TOEICのサイトを開くと大人用のTOEIC申し込みとジュニア用TOEICの申し込みを同じサイトを半分こづつに分かれて案内があったのだ。おっちょこちょいの私は日付の方に釘付けとなり、受験日の早い方を申し込むことにした。それがジュニア用だったのだ。受験日会場に行くと年配の人たちも少しばかりいたが、大半は学生だった。そこで初めてジュニア用に応募してしまったことがわかった。なんというまた間抜けな私。仕方ないがジュニア用を受けてきたが、結果は完璧!でもちっともうれしくない。だってこれはジュニア用、できて当たり前ではないの!これですっかりやる気をまたなくしてしまった。TOEIC事務局にサイトのまぎらわしさを後日指摘したら修正されていた。
あともうひとつ間抜けな受験があったが、どうも自分には受験には縁がないものとあきらめ気味だ。