2009年09月
2009年09月29日
五黄の寅
きょうは手作り小物教室だった。せっせせっせと縫物をしながら教室のおふたりの先生や生徒さん(私を含めてほとんどがおばさん)たちとおしゃべりが楽しい。きょうは前回の続きのとても手の込んだポーチを作っている。ポーチの両面にスパンコールを縫いつけたり、やたら手が込んでいるのだ。
2回にわたって作っているのだが、あと一回でようやく終わりそうだ。それで、生徒さんたち、「先生、次回はなにを作るのですか?」と聞いた。先生は「来年の干支を作りましょう。来年は寅だから」とさっそく見本の可愛い寅を見せてくれた。
そして若い方の先生曰く、「私の干支なのよ」「え〜、先生来年還暦ですか!おわか〜い!」とゴマもする。すると生徒さんのひとりが私も寅です!でも3ヵ月だけの寅。つまり早生まれということね。
来年の干支、五黄の寅生まれは頑固で強情、絶対に物事を譲らない性格と聞いてますがねえ、というとその寅歳生まれの生徒さんが「それは女。女はしっかりしていて頑固。でも五黄の寅の男はおとなしくて、甲斐性なくて、情けないのよ〜。だって私の同級生の男どもはみ〜んなどうしようもなく頼りない男たちばかりだった」と言うではないですか。へえ〜、五黄の寅の強情は女のみ、とは初めて聞きました。
実を言うと我が家の夫は五黄の寅生まれ。1950年、昭和25年生まれだ。ここまで聞くとうちの夫は寅年生まれと言えなくなってしまった。日ごろの夫への不満も「情けない五黄の寅生まれ」と聞くと、そうか、仕方ないか、と思えてしまう。
2回にわたって作っているのだが、あと一回でようやく終わりそうだ。それで、生徒さんたち、「先生、次回はなにを作るのですか?」と聞いた。先生は「来年の干支を作りましょう。来年は寅だから」とさっそく見本の可愛い寅を見せてくれた。
そして若い方の先生曰く、「私の干支なのよ」「え〜、先生来年還暦ですか!おわか〜い!」とゴマもする。すると生徒さんのひとりが私も寅です!でも3ヵ月だけの寅。つまり早生まれということね。
来年の干支、五黄の寅生まれは頑固で強情、絶対に物事を譲らない性格と聞いてますがねえ、というとその寅歳生まれの生徒さんが「それは女。女はしっかりしていて頑固。でも五黄の寅の男はおとなしくて、甲斐性なくて、情けないのよ〜。だって私の同級生の男どもはみ〜んなどうしようもなく頼りない男たちばかりだった」と言うではないですか。へえ〜、五黄の寅の強情は女のみ、とは初めて聞きました。
実を言うと我が家の夫は五黄の寅生まれ。1950年、昭和25年生まれだ。ここまで聞くとうちの夫は寅年生まれと言えなくなってしまった。日ごろの夫への不満も「情けない五黄の寅生まれ」と聞くと、そうか、仕方ないか、と思えてしまう。
2009年09月28日
スカーフ
先日は宝石コレクションについて書いた。もうひとつ私が買い集めているものがスカーフだ。ネックレスも本物、偽物問わずたくさんあるが、首に巻くものがどうやら好きみたいだ。数も多く、ろくろっ首くらいないと付けきれないくらいある。
スカーフ、ストール、首に巻くものを見つけ、手持ちにない色や柄だとつい買ってしまう。高級ヨーロピアンブランドから無名ブランドまでタンスの引き出しからあふれていてさらに押入れにもあふれている。それでいて付けるスカーフときたら数枚の決まったもののみ。
おまけに私は暑がりときているから、きょうの服にはこのスカーフね、と持っては出るが、結局バッグにしまったまま、出先で使うことなく持ち帰る。せいぜい会った友人にこれきれいでしょ、と自慢して見せるだけ。
先日も銀座で好きなブランドのストールを見つけ、買ってしまったが、まだ付ける機会がない。手に取ってなめらかなシルクの手触りを楽しんでいるだけ。贅沢なコレクションだ。一緒に買い物する友人が「スカーフやストール好きねえ、毎回買っているではないの!」と言われてしまった。
これほとんど病気かもね、と自覚している。
スカーフ、ストール、首に巻くものを見つけ、手持ちにない色や柄だとつい買ってしまう。高級ヨーロピアンブランドから無名ブランドまでタンスの引き出しからあふれていてさらに押入れにもあふれている。それでいて付けるスカーフときたら数枚の決まったもののみ。
おまけに私は暑がりときているから、きょうの服にはこのスカーフね、と持っては出るが、結局バッグにしまったまま、出先で使うことなく持ち帰る。せいぜい会った友人にこれきれいでしょ、と自慢して見せるだけ。
先日も銀座で好きなブランドのストールを見つけ、買ってしまったが、まだ付ける機会がない。手に取ってなめらかなシルクの手触りを楽しんでいるだけ。贅沢なコレクションだ。一緒に買い物する友人が「スカーフやストール好きねえ、毎回買っているではないの!」と言われてしまった。
これほとんど病気かもね、と自覚している。
2009年09月27日
当たりのはがき
以前着物が当たった話を書いた。でも当たった着物は安物で結局百万円以上もする着物を3年ローンで買ったこと。ただより高いものはないことだった。
今回当たりましたというはがきがきたのは日帰り旅行だ。ところがこれもミソがあって、当たった本人は無料だが一緒に行ける同伴者は3名まで連れていける。ひとり1万290円だ。ひとりでも同伴者がくれば旅行会社は元が取れるということか。
応募したことないのだが、2ヵ月ほど前、地元の友人が静岡への日帰り旅行が当たり、私が同伴者になって1万円払って行った。どうやらその時書いた住所から今回は私に当たりましたというはがきがきたのかも。
時期は10月中旬、土日と祝日は高速道路が混むので避けたい。平日はすでに二日は予定が入ってしまい、参加できるのは水曜だけだ。それに出発が千葉で朝6:30集合、誘えるのは地元の友人に限られる。それに自分は無料だけどあなたは1万円よ、とは誘いにくい。まあ、誘うとしたら半分負担でとなるだろう。でもどうも今ひとつ行く気が乗らない。
主婦が朝6:30集合に出かけるには犬の散歩や家族の朝食用意など、5時起きしてやることが多い。今回はこのままパスかも。
今回当たりましたというはがきがきたのは日帰り旅行だ。ところがこれもミソがあって、当たった本人は無料だが一緒に行ける同伴者は3名まで連れていける。ひとり1万290円だ。ひとりでも同伴者がくれば旅行会社は元が取れるということか。
応募したことないのだが、2ヵ月ほど前、地元の友人が静岡への日帰り旅行が当たり、私が同伴者になって1万円払って行った。どうやらその時書いた住所から今回は私に当たりましたというはがきがきたのかも。
時期は10月中旬、土日と祝日は高速道路が混むので避けたい。平日はすでに二日は予定が入ってしまい、参加できるのは水曜だけだ。それに出発が千葉で朝6:30集合、誘えるのは地元の友人に限られる。それに自分は無料だけどあなたは1万円よ、とは誘いにくい。まあ、誘うとしたら半分負担でとなるだろう。でもどうも今ひとつ行く気が乗らない。
主婦が朝6:30集合に出かけるには犬の散歩や家族の朝食用意など、5時起きしてやることが多い。今回はこのままパスかも。
2009年09月26日
動物福祉協会
私が寄付をして会員になっているものがいくつかあり、それらについては以前書いた。もうひとつ動物福祉協会(JAWS)がある。捨て犬や捨て猫の防止キャンペーンや災害があった時、人間の救出は国や行政がやってくれるが、動物は置き去りだ。いち早く保護して飼い主が飼えるようになるまで世話をすることもする。また動物虐待や多頭飼いする人への指導、悪質なペットショップやブリーダーを告発し、指導することもする。動物だって命だ。物言えぬ動物は人間の世話にかかっている。
今週フジテレビの夜のニュース番組で悪質なブリーダーが100匹以上の犬や猫に子供を産ませ、体力が消耗すると殺処分へもっていくという心の痛む報道をしていた。イギリスでは犬や猫に年間2回以上も出産させることを禁止している。日本の動物に対する法律はまだまだ遅れている。
日本での犬の年間殺処分数は2003年は16万4千匹だった。少しづつ減少しているとはいえ、途中で飼えなくなって動物愛護センターへもってくる家族がけっこういるという。フジテレビで放映していて息子がそれを見て非常にショックを受けていた。一緒に暮らしていれば「家族」となるのに、どうして殺してくれともっていけるのか。二酸化炭素ガスで苦しみながら死んでいく愛犬を見て驚愕していた。
ドイツでは殺処分はゼロだそうだ。動物に関する法律が細かく制定されており、EUを家族と一緒に旅行できる写真入りのパスポートまで作られている。パスポートにはワクチン済みの証明も載せられているそうだ。外気が21度を超えると車の中に置いてはいけないなど、発見されるとすぐに警察が注意に来るそうだ。
以前、ユーゴスラビア(現クロアチア)からフランクフルトへ飛行機で行く時、フライトに犬をケージもなしにそのまま乗せているのを見てびっくりした。ドイツでは列車に一緒に犬を乗せられるし、レストランのテーブル下におとなしく寝ている犬をいくつも見た。皆とてもよくしつけられているからできることだ。犬の学校もあり、生後8週間で入れるそうだ。
ドイツがこのように手厚い動物保護をしているので近隣のルーマニアやスペインからたくさんの動物を保護して飛行機で連れてくることもしているという。
もの言えぬ動物が餌も水も与えられず、狭いケージに入れられて爪も伸び放題、皮膚病にやられて毛が抜け、目もつぶれている様子をみていたたまれなくなる。ペットを買う人も増えているけど途中で放棄してしまう人も多い。人間も動物も共にまともに生きていける世の中をのぞみたい。
今週フジテレビの夜のニュース番組で悪質なブリーダーが100匹以上の犬や猫に子供を産ませ、体力が消耗すると殺処分へもっていくという心の痛む報道をしていた。イギリスでは犬や猫に年間2回以上も出産させることを禁止している。日本の動物に対する法律はまだまだ遅れている。
日本での犬の年間殺処分数は2003年は16万4千匹だった。少しづつ減少しているとはいえ、途中で飼えなくなって動物愛護センターへもってくる家族がけっこういるという。フジテレビで放映していて息子がそれを見て非常にショックを受けていた。一緒に暮らしていれば「家族」となるのに、どうして殺してくれともっていけるのか。二酸化炭素ガスで苦しみながら死んでいく愛犬を見て驚愕していた。
ドイツでは殺処分はゼロだそうだ。動物に関する法律が細かく制定されており、EUを家族と一緒に旅行できる写真入りのパスポートまで作られている。パスポートにはワクチン済みの証明も載せられているそうだ。外気が21度を超えると車の中に置いてはいけないなど、発見されるとすぐに警察が注意に来るそうだ。
以前、ユーゴスラビア(現クロアチア)からフランクフルトへ飛行機で行く時、フライトに犬をケージもなしにそのまま乗せているのを見てびっくりした。ドイツでは列車に一緒に犬を乗せられるし、レストランのテーブル下におとなしく寝ている犬をいくつも見た。皆とてもよくしつけられているからできることだ。犬の学校もあり、生後8週間で入れるそうだ。
ドイツがこのように手厚い動物保護をしているので近隣のルーマニアやスペインからたくさんの動物を保護して飛行機で連れてくることもしているという。
もの言えぬ動物が餌も水も与えられず、狭いケージに入れられて爪も伸び放題、皮膚病にやられて毛が抜け、目もつぶれている様子をみていたたまれなくなる。ペットを買う人も増えているけど途中で放棄してしまう人も多い。人間も動物も共にまともに生きていける世の中をのぞみたい。
2009年09月25日
アクセサリー
さっきはリサイクルショップでの安物買いの話を書いた。
ところが私がもっている宝石類はけっこうなものが多い。こればかりはリサイクルショップでは見つからない。
長年勤務してきたせいか、その20数年間で買った宝石がけっこうたまっている。私が初めて身につけた宝石は小さなダイアとエメラルドだった。ニューヨークにいた時、ボーイフレンドがユダヤ系の人だったので親戚にダイアモンドを扱っている人がいて紹介された。でも安月給の20代の自分が買えるものはたいしたものではなかった。小さいけどとっても光るダイアの指輪とエメラルドの指輪を低価格にしてもらって買った。値段は覚えてないが、私でも買える金額だったと思う。そのふたつのリングは宝石箱に眠っている。指のサイズが小さくてもう私の指にははまらないのとあまりに小さくて今の私には似合わない。でも思い出があって捨てられない。
このリングを買ってから私の宝石あさりが始まったといえる。それでもニューヨークにいた時は生活が大変で他に買える力はなかった。
日本に帰って広告会社に勤務始めたころからだ。その会社に出入りする年配の女性宝石商がいた。毎月給料日になると見事な宝石類をもって会社にやってくる。高価なものも月々1万円か2万円でいいわよ、ボーナス時に入れてくれれば、という言葉にどれだけ買ったことか。特に私は6月生まれなので誕生石がパールだ。パールはつまらない宝石だと思っていたが、奥の深い石だ。パールは一通り買い集めた。直径1センチの和玉のチョーカーやオペラサイズという長いパールネックレス、淡水パールから葬儀につけるブラックパール、南洋真珠の13ミリのリングからさまざまなブローチまで覚えられないほど。
その後、女性宝石商から男性宝石商の方が出入りするようになり、私の宝石買いにさらに拍車がかかった。
リングはパールばかりでない、1カラット以上のダイアモンドもふたつ、NYで買ったエメラルドがあまりに小さくてもっと品質のいいエメラルドも買った。おおきなアメジストからブルートッパーズ、アレキサンドライトの指輪、ルビー、よくまあ、買いあさったものだ。仕事を辞めてからはもう買わない。もっているものでじゅうぶんだ。火災保険に入った時、宝石類にも保険をかけた。
本物も宝石もコレクションしたが、デザイン重視の安いネックレスやブローチもけっこう集めた。先日ニットのトップの真ん中に小さいブローチをしていて、それいいわねえ、と言われたブローチは、そうそうこれはリサイクルショップで百円で買ったものだ。
覚えきれないほどのコレクション、私が死んだら息子たちには用はないものだ。息子たちの嫁さんたちが取りあうのだろうか。突然死でもしなければ親しい友だちに形見分けできる時間をもってあの世へいければと思う。
ところが私がもっている宝石類はけっこうなものが多い。こればかりはリサイクルショップでは見つからない。
長年勤務してきたせいか、その20数年間で買った宝石がけっこうたまっている。私が初めて身につけた宝石は小さなダイアとエメラルドだった。ニューヨークにいた時、ボーイフレンドがユダヤ系の人だったので親戚にダイアモンドを扱っている人がいて紹介された。でも安月給の20代の自分が買えるものはたいしたものではなかった。小さいけどとっても光るダイアの指輪とエメラルドの指輪を低価格にしてもらって買った。値段は覚えてないが、私でも買える金額だったと思う。そのふたつのリングは宝石箱に眠っている。指のサイズが小さくてもう私の指にははまらないのとあまりに小さくて今の私には似合わない。でも思い出があって捨てられない。
このリングを買ってから私の宝石あさりが始まったといえる。それでもニューヨークにいた時は生活が大変で他に買える力はなかった。
日本に帰って広告会社に勤務始めたころからだ。その会社に出入りする年配の女性宝石商がいた。毎月給料日になると見事な宝石類をもって会社にやってくる。高価なものも月々1万円か2万円でいいわよ、ボーナス時に入れてくれれば、という言葉にどれだけ買ったことか。特に私は6月生まれなので誕生石がパールだ。パールはつまらない宝石だと思っていたが、奥の深い石だ。パールは一通り買い集めた。直径1センチの和玉のチョーカーやオペラサイズという長いパールネックレス、淡水パールから葬儀につけるブラックパール、南洋真珠の13ミリのリングからさまざまなブローチまで覚えられないほど。
その後、女性宝石商から男性宝石商の方が出入りするようになり、私の宝石買いにさらに拍車がかかった。
リングはパールばかりでない、1カラット以上のダイアモンドもふたつ、NYで買ったエメラルドがあまりに小さくてもっと品質のいいエメラルドも買った。おおきなアメジストからブルートッパーズ、アレキサンドライトの指輪、ルビー、よくまあ、買いあさったものだ。仕事を辞めてからはもう買わない。もっているものでじゅうぶんだ。火災保険に入った時、宝石類にも保険をかけた。
本物も宝石もコレクションしたが、デザイン重視の安いネックレスやブローチもけっこう集めた。先日ニットのトップの真ん中に小さいブローチをしていて、それいいわねえ、と言われたブローチは、そうそうこれはリサイクルショップで百円で買ったものだ。
覚えきれないほどのコレクション、私が死んだら息子たちには用はないものだ。息子たちの嫁さんたちが取りあうのだろうか。突然死でもしなければ親しい友だちに形見分けできる時間をもってあの世へいければと思う。