2009年12月

2009年12月31日

大晦日

あ〜あ、今年もきょうで終わり。あっという間の一年だった。このところ一年がほんとうに早い。どんどん年老いてくるのだ。怖いこと。

きのう朝ワンコの散歩をしていたら、いつも通るお宅の庭に植わっている赤い実のなる「千両」を奥さんが数本くださった。これ花屋さんで買うと高いのよね。庭には「万両」も植わっていた。初めて千両と万両の両方を見た。また別のご近所の方が可憐な白い花のたくさん付いた「花かんざし」の鉢植えもくださった。これは香りがいい花だ。

先日は今年最後のフラワーアレンジメントでお正月のお飾りの花も作成した。家の中に置くとすぐに枯れてしまうので庭に置いた。けっこう見ごたえのある立派な花だ。「賀正」と書いた羽子板も松と一緒に挿してある。お正月らしい作品だ。この日は臨時の教室だったせいか、朝すっかり忘れてワンコの散歩に行き、布団を干していたら、電話が。「あの〜、きょう教室なんですが、まだいらっしゃらないのでお花の材料も用意してあるし、、、」と。もう飛び上がらんばかりの失敗だ。「す、すぐに行きます!」と言って津田沼まで快速電車に飛び乗り、出かけた。1時間の遅刻。先生に平謝り。お花の材料をもらい、先生の指導の下、制作にかかった。そして1時間、ほぼまわりの生徒さんたちと同時に終わった。「1時間も遅刻したのに、なんで一緒に追われるの〜?」とお隣の生徒さんに言われてしまった。約束を忘れるなんてめったにないことなのに、前日の「手料理事件」でカッカしてすっかり忘れてしまったのだ。

きのうは夫と御徒町へ買い物へ。最初は築地に行こうかとしていたが、築地は路地がせまいし、御徒町に変更した。昼過ぎに着いたのでまずは鮨屋で腹ごしらえ。ひととおりの買い物をしてスタバでコーヒー。早めに帰宅した。夕食はやっぱり疲れて外食。長男がいたので売りたいものがあるから、と美浜ニューポートへ。ここにはなんでも買いますと売りますがあり、洗濯かごを300円で見つけて買った。彼は電子辞書を1万2千6百円で。これでも安い方だそうだ。今や電子辞書も3万円はする。電子辞書なのにテレビも見られる機能がついているのでやたら高くなったそうだ。食事はジャングルのような子供が喜びそうな建物の「ビックリドンキー」で。すごい人待ちだった。そんなに混みあうほどにはまあ、一度食べればいいわ、というハンバーグだ。ホールの人たちは日本人の顔した韓国だか中国人だった。日本語がたどたどしい。安く使って安く売っているわけだ。

きょうは朝から掃除。二男は一昨日からスノボーへ行って留守。長男はきのうは早朝から九十九里へサーフィンへ、きょうは友達とK1を見に行くと言って埼玉へ出かけて行った。お正月は結局妹が仕事が1時半に終わることになったからと午後から妹宅へ出かけることにした。明日朝は御徒町で買った食品を並べるだけだ。きのう買ったおいしいつきたてのお餅を焼いて海苔を巻いていただいた。きのうおそばも買ったので昼にあたたかいそばを作った。たくさんの食品を買い込んで新年は準備万端だ。

今年は母が亡くなったり、海外の大切な友人たちを3人も失った悲しい年だったが、家族全員健康に無事年末を迎えられた。いや夫が足が腫れたり、今は奥歯が痛くて痛め止めを飲んでいる状態。来年も無事過ごせるといいと祈る。皆さまもいいお年を!



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2009年12月29日

忘年会

今年最後の忘年会をきょう終えてきた。きょうは昼間と夜とふたつかけもちだったのだが、昼間の忘年会はキャンセルした。

というのも会費3千円というので安い店でやるのかと思ったら、マンションの集会場でやるということが参加すると返事した後にわかった。え〜、集会場では飲み物から食品、お皿やコップまで持ち込まねばならないではないの?いや〜な予感。

案の定、料理の好きな人は手料理をお願いしたい、と言ってきたのだ。この年末正月に主婦はいやというほど料理や片づけに追われる時期だ。3千円も会費取られた上、私はまったく飲めないのに手料理?ノーサンキューだ。料理は家でやるのでじゅうぶん。まわりの主婦に聞いてみたら、「あり得ない!」だった。料理してまで忘年会なんていやよ、だ。日ごろの主婦がどれだけ料理に頭悩ませて、困っているかだ。

その上、手料理を頼んできた人は男性、頼むからには会場のキッチンがどうなっているのか、集会場にはキッチンがあるのか、オーブンがあるのか、マンションの部屋のキッチンで作ってもっていくのか、食材はどうするのか、各自が買っていくのか、用意してくれるのか、お皿やコップは?とにかくイエスと答えた場合、聞くことが山ほどある。それをクリアしないとイエスとは言えない。

手料理を作らされるからには、アルコールの用意やつまみ、お酌、片づけまでやることになるのだろう。山ほどの洗いものやかたづけ、ゴミ処理、そんなにまでして忘年会したくない。

おまけに人数は10名ほどとのこと、ほとんどがおじさんだ。わずかな女性が賄い婦同然に手伝いさせられるのは目に見えている。ずるいかもしれないけど、そうまでしてこの年末の忙しい時にやりたくないのが本音だ。というわけで参加をお断りした次第。ずぼらなどうしようもない主婦だ、ときょうの忘年会で言われたことだろう。

そして夜は友人の住む東西線沿線のイタリアンへ女性3人。ところがその地元の友人が体調を悪くしてしまったのだ。キャンセルしようかと思ったが、きょう彼女に差し上げるもの、カレンダーや以前食べた千葉の落花生がおいしいというのでそれも用意したし、年内に渡したかった。様子を見て店にきてほしいと伝えたら、夕方になって少しよくなった、とかけつけてくれた。でも食欲もなく、青白い顔をしていて結局早めにお開きとなった。でも会えてよかった。

イタリアンへ行く前にもうひとりの参加する友人とリサイクルショップに寄って時間をつぶした。彼女は超格安のトップやシュシュ(髪につけるリボン)、毛皮の襟巻、ストールなどしこたま買ったけど、超お安くてご機嫌だった。

今年最後の忘年会はちょっとわけありだったけど、無事終えて、新たな年を迎えることになる。明日は夫と買いだしだ。

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2009年12月26日

ユダヤ人が語る天皇制について

ネットを見ていたら「ユダヤ人から見た日本国」というテーマで30年前に出版されたという本「日本人に謝りたい〜ある長老の懺悔〜」が紹介されていた。この著者はモデルカイ・モーゼという1907年ウクライナ生まれのユダヤ人だ。父親はロシアの哲学者で革命家、ロシア革命で指導的役割を果たしたが、レーニン没後父親と共にドイツへ亡命した。その後1941年アメリカへ亡命し、彼はルーズベルト大統領のブレーンとして活躍し、対日戦後処理の立案に参画した。この本は日本人以上に日本的な著書のため、著者日本人説、右翼ねつ造説などかなりの波紋を呼んだという。この本の一章に戦前の日本に体現されていたユダヤの理想を書いているという。そして天皇制は古代からユダヤ民族の理想だったと書く。日本民族の最大の財産は天皇制という。

ここで私は目からうろこが落ちる思いだった。よく戦後マッカーサーと昭和天皇が会った時、昭和天皇が命乞いするかと思ったら、自分の命はどうなってもいい、国民を救ってほしい、と言われ、仰天した、という話をよく聞いた。国のトップが自分の命を差し出すなんてあたりまえでないの、なんでそんなに感動するのか私はよくわからなかった。この本の解説を読んで初めてわかった。

西欧では君主はみな大衆の財産の搾取者の地位にあるという。だから追放されたイランの王室もそうだったように亡命する時はすべての財産をもって高飛びする。これが西欧の常識という。ところが日本人には君主制という中にこのような概念がないのだ。かつてのユダヤ人の思想家でフランス革命に大影響を与えたジャン・ジャック・ルソーは「人もし祖国を選べというなら、君主と人民の間に利害関係の対立のない国を選ぶ。自分は君民共治を理想とするが、そのような国は地上に存在するはずもないだろう。したがって自分はやむを得ず民主主義を選ぶのだ」

この話を著者がすると日本人は皆きょとんとした。日本の天皇制には搾取者と非搾取者の関係が存在しないということを著者は知らされた。民主主義というのは君民共治の代替物にすぎないということだ。著者が日本人を最高に尊敬するようになったのはこの天皇制という比類ない本質を知ったからだという。地上にユダヤ人の理想が実在したことがわかったのだ。

そこでマッカーサーと昭和天皇が会った時皇室の資産が16億円と発表された時、日本人はまたしてもきょとんとした。GHQは天皇は君主なみに収奪した財産を持っているはずであり、それを国民にみせしめようと思ったが、国民はそういう考えもあるという反応だったという。そして西洋の君主は戦争、革命、政変があった時、ただちに自己の生命の保証と財産の保全を求めて亡命を計ることを常とする。そしてマッカーサーは昭和天皇も適当な亡命先を懇願しにくると考えたことは無理からぬ話だ。ところが昭和天皇は開口一番自己の生命や財産の保全でなく、国民の財産や生命の保証を求めたから仰天したというのだ。国民を質入れして自己の保身を図る西洋の君主とは逆に、自己を質入れして国民の救済を求めたのだ。そして著者はいう、万世一系の天皇をいただく日本人は幸せだ、と。

なぜかというとヨーロッパの王朝はみな混血王朝だという。歴史上国外から頻繁に国王や王女を輸入した。なぜかというと王朝の権力を弱める必要があったという。というのは国内から昇格させようとすると国内で必ず争いが勃発し、争いが生まれるからだという。その点、外国からの輸入ものだとお飾りなので有効な方法だというのだ。だから万世一系の天皇を持つ日本人は幸せだということにつながる。そして天皇と国民の間に強固な理性的バランスがとれていて、人間精神の最も高尚なものが両者を結んでいるという。そこには物質的欲得などみじんも入り込むすきもない。

これを読んで目からうろこだった。そんな海外が羨む天皇制だが、今の東宮妃を取り囲む左翼の暗躍には不安がつきない。

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2009年12月25日

妹一家と中華料理

先週末我が家の家族全員と妹一家と一緒に中華料理の食事会をした。我が家のある千葉と市川に住む妹一家の中間地点である船橋の中華料理店だ。

以前行ったことのあるこの店の中華がけっこうおいしかったので。コース料理を頼もうとしたら4200円から1万円以上まで数段階のコースがあった。夫に相談すると中華なら、ふかひれスープ、アワビのクリーム煮、そして北京ダックの3点は食べたいという。そうなるとそれら3点が含まれているコースはおひとりさま8500円だ。ふた家族で合計8名。まあ、めったにない食事会だからそのくらい奮発するという。

来年定年になる夫にとって今年の12月のボーナスが最後なのでご馳走したいと妹一家を招待した。というのは毎年1月1日は妹宅でお正月料理をご馳走になるのが20数年続いている。そのお礼に招待したわけだ。

ところが食事会寸前、妹の夫が急な仕事が入ってしまい、来れなくなってしまった。料理は店がもう用意してしまっているので8人分がきた。まあ、仕方ない。

あわびもふかひれも北京ダックもとてもおいしかった。他にもたくさんの料理が続いて腹いっぱい食べた。クリスマスなので妹が私にバッグのプレゼントをくれた。お正月に妹宅に行くつもりでいたので私は手ぶら。1月1日が妹の誕生日なのでそれなりにプレゼントは用意してある。

ところがである、市川市のヘルパーをしている妹が正月に3件のヘルパーの仕事が入ってしまい、変更や代わりを依頼できない、という。それで20数年続けていたお正月料理は今回はなしということになってしまった。え〜、こんなに奮発したのに〜。今年は私が自宅で正月料理を用意せねばならなくなった。がっくり。プレゼントは後日渡すことにした。

子供たちは別の予定をすぐに入れられる、と喜んでいる。我が家の子供たちはもう社会人だが家族の行動を最優先にするように命令しているからけっこう親の言うことに従ってくれるのだ。

夫は豪華おせち料理を申し込めばいいではないか、と言っているが、もう遅いわよ、と私。ま、仕方ない、買い物して適当に親の分だけ並べて済ますわ。だってお正月だって子供たちは朝から「トースト!」と言っておせちなど食べないのだから。料理嫌いな主婦だからおまめを煮たり、お煮しめ作ったりはしない。雑煮くらいは作るけど。お正月キャンセルになるのだったら、できればどこかのホテルに泊まってホテルの正月料理でも食べたい気分だ。でもワンコがいるからそれも我慢だ。ずぼら主婦でごめんなさい、だ。

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2009年12月24日

クリスマスディナー

毎年クリスマスに夫婦でクリスマスディナーに招待してくださる友人がいる。1年に一度七面鳥(ターキー)が食べられる。私はターキーにクランベリーソースをつけていただくのが大好きだ。

いつもは24日か25日に催すのだが今年は二日とも平日なのできのうの祝日に食事会となった。

昼間は友人と青山での時計のセールに行ってきた。私は時計はけっこう持っているので興味はない。友人は正価76万円もする18金のオールゴールドの時計が21万円のセールプライスになっているのをつけてははずして迷っていた。結局買わず。いいお値段だったけどねえ。セール後に表参道のダイアモンドホール地下にあるバイキングランチへ行ってきた。クリスマスの夕食が控えているのにバイキングで結局しこたま食べてしまった。ここのバイキングはホテルオークラがやっているのでおいしいのだ。ランチ後渋谷まで歩いて彼女と別れた。4時に夫と品川で待ち合わせだ。ぴったり着いた。ひとりなら招待先まで歩いていくのだが、きのうはサラダ材料やとびきり上等のワイン、アルコールなど荷物が多かったのでタクシーに乗った。品川近辺は一方通行が多くて行き先のマンションへタクシー運転手さんに指示しながら行くので道がわからないとたどりつけない。

招待してくださったご夫婦のご主人はアメリカ人だけど日本滞在40年を超す。大学で教えてきた教育者だ。私とはもう40年近い親交をもつ。私のNYでの元上司と故郷がシカゴで同郷なのだ。それ以来、日本人妻の彼女と私が同い年で仲良くなった。今夜はもうひとカップル、ご主人がイギリス人の方も招待されていた。そのご主人、なんときのうの天皇誕生日が彼のお誕生日だという。クリスマスとお誕生日を祝った。ろうそくに火をつけてハッピーバースデイも歌った。そして女性陣は全員日本人。我が夫も日本人。居間でアルコール片手にアメリカ人、イギリス人、日本人の夫たちがなにやら話し込んでいる。我が夫は英語は苦手。通じているのかしらん?

女性陣はおしゃべりしながらキッチンで温野菜やサラダを作る。イギリス人のご主人をもつ奥様は芸術家だそうで、今は大学で教えているという。なかなか知的な方だ。テーブルからあふれるほどの食材が並び、ターキーやメロンに生ハムの前菜や、イギリスでよく食べられているという温野菜がとてもおいしかった。ターキーはアメリカ人のご主人が切ってくれた。夫は腿のところをもらって見事に骨一本残して完食した。

夜もふけておしゃべりし、ワインを飲んで楽しく過ごした。翌日夫は仕事があるので、ひと足先に失礼した。毎年ご招待くださる友人に感謝。

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