remmikkiのブログ

2010年01月


友人がデンマークの女性芸術家の個展のコーディネートをした関係でオープニングのレセプションに招待してくれた。「カレン・サリカ展」。明日から３月２２日まで目黒の久米美術館で展示されている。

作品は天使をモチーフにした彫刻や絵画だ。なかなか個性的。彫刻は顔や手などディーテイルは省略しているのだが、冷たい感覚はなく、柔らかい温かみのある作品群だ。背中に羽のある天使の像が多い。

ご本人と友人に小さいブーケをふたつ用意して持って行った。そうしたら、ご本人は風邪をこじらせ、肺炎となり、来日できないでいた。これは残念だった。デンマーク関係者が多く参加していたようで、デンマーク大使夫妻も来ていた。元会社のディレクターだったなつかしい人も来ていて社員の消息話などした。スーツの襟に可愛いグリーンのてんとう虫のピンブローチをつけていた。お元気そうだ。

オープニングの挨拶がひととおりあり、その後同じフロアの別会場でレセプションだった。飲み物にカナッペやお寿司、チーズにサンドイッチなどの軽食が出され、参加者と和気あいあいと会話がはずんだ。

作者に会えなかったのは残念だったが、久しぶりの芸術鑑賞を楽しんだ。

昨年２月に母が亡くなってもう一周忌。昨日の土曜日に我が家と妹家族のみの参加で法要を済ませてきた。早くに予約したので１１時といういい時間に法要してもらった。納骨の時は午前に予約できなくて、食事が先になり、その後納骨法要だった。

二男が参加できなくて、今回は電車で行った。長男は仕事で車を毎日運転しているので運転したくないというのだ。案の定支度に時間がかかり、私と夫は先に電車に乗って出かけた。１１時前ぎりぎりに飛び込んできた長男は鶴見の駅からタクシーに乗ってきたという。

鶴見の総持寺は駅から歩いても５分だ。事務局のある宝殿にたどりつくまで立派な門をふたつくぐる。そこにタクシーできたというので、思わず、駅からこのお寺にタクシーで来る人は爺さん婆さんか足の悪い人、あなたみたいに若いもんがタクシー乗るなんて、と言ったら、本人怒って、だって遅刻しそうだったから、と。まあ、間に合ったからいいでしょう。

事務局のパソコン前でお位牌を渡し、塔婆の確認、支払いを済ませて、ひょっとお隣で手続きをしている方のお位牌を見てびっくり、柱と思うほどでっかい塔婆だ。お位牌なんて小さければ小さいほどいいと思う。だってそれをいれる仏壇だって半端でない大きさになるし。きっと仏壇も天井まであるようなでっかい仏壇ね。

放光堂という宝殿で法要。事務局から１５２メートルはあるというなが〜い百�力�下をしずしずとお坊さんに従って歩く。廊下はお坊さんたちの空拭きによりピカピカだ。オレンジ色の派手な法衣をまとったお坊さんに８人のお坊さんがお経を読んだ。家族全員お経の中、お焼香をして、無事終わり、お花と塔婆をもってお墓へ。

お墓でお線香が燃えること燃えること、お母さん怒っているのかしら、と言うと、妹が喜んでいるのよ、と。無事すべての行事を終えて、別館で精進料理のお食事会。ここの精進料理がまたすばらしい。すべてお野菜ばかりで物足りないかと思うがしっかりおなかいっぱいになった。一の膳、二の膳、朱塗りのすべての器にふたがついている。ふたをはずして中身を見るのが楽しみ。彩よく、薄味でとてもいいお味だ。

お寺で節分の年男を募集しているというので今年寅年の夫が厄払いも兼ねて申し込んだ。２月３日の節分会。お相撲さんや女優さん、石原軍団も来るらしい。私も付き添いということで申し込んでもらった。節分の法要と豆まき、その後の祝宴も予定されているという。私は豆まきは参加できないが、法要と祝宴は参加できるという。ちょっと楽しみ。

長男と妹の長男は別のところへ行くというので妹一家の車に夫と私は乗せてもらい、西船橋まで送ってもらった。夜も妹一家と食事会だ。いったん帰宅して着替え、ワンコの散歩を済ませて出かけた。妹の家の近くに魚料理のおいしい店があり、妹の旦那が招待してくれた。お寺から新宿へ行った長男と駅で待ち合わせ、タクシーで店まで行った。見事な船盛りのお刺身とふぐちり鍋。ふぐの鍋なんて何年ぶり。最後のご飯を入れて卵でとじたおじやのおいしいこと。きょうは二食も外食。寒い夜、おなかいっぱい食べて家路に着いた。無事一周忌の行事を終えて安心した。来年はもう三回忌だ。

昨夜久しぶりに友人に電話したらお正月過ぎからモロッコに行っていたのですって。エミラテス航空の飛行機に乗るために羽田から関西空港へ飛び、そこからドバイ経由でモロッコ、カサブランカまで２２時間かかったという。日本からは遠い。

その遠いモロッコへ私は行きそこなった。ニューヨークに住んでいた時、１９７４年日本へ帰る前に旅行をしたくて、アフリカ、モロッコ沖にあるカナリア諸島へ団体ツアーに入って友人と出かけた。確か当時２００ドルくらいでＮＹから行けた。カナリア諸島はスペイン領の島。１９７７年、ＫＬＭとパンナム機の双方ジャンボ機が滑走路で衝突し、数百人の犠牲者が出たところだ。

島はこれから観光開発されようとしたリゾート地でそれはすばらしいところだった。当時まだ独身だったので将来こんなところにハネムーンに来れたらいいなあ、と思った。

島に滞在中、モロッコへのオプショナルツアーがあると知り、初めてアフリカの地を踏める、と喜んだ。島から１００ドルちょっとで行けた。時間は２時間弱。飛行機は団体客を乗せて予定どおり離陸した。しかし、もう到着するというころ、飛行機はすごいアップアンドダウンを繰り返し、悲鳴を上げるほどの揺れ方だった。モロッコの空港が砂嵐にさらされ、空港に着陸できないと機長からアナウンスあり、Ｕターンして島に戻ることに。払った金額は全額戻ってきた。でもとっても残念だった。前日に行ったツアー客は臭いし、やたら住民がなにかくれ、と手を出してくるし、行かないでもよかったわよ、と言われたが、やっぱり体験したかった。

島の首都のラスパルマスで滞在中アメリカに再入国する手続きをせねばならなかった。日本領事館があるというので行ったら、なんと数日間休みで領事館は閉じていた。ここはスペイン領なので手続きならマドリッドの日本大使館へ行け、という。そんなあ、困った。ニューヨークで再入国できなければ、これから日本へ帰国する準備ができない。でも領事館が開いてないならしかたない。万が一のために上司が書いてくれたレターをもってニューヨーク国際空港税関で事情を説明したら通してくれた。ホッとした。

カナリア諸島とモロッコ、もう一度いつか行ってみたいところだ。


着所寝という言葉聞いたことがあるだろうか？「きどころね」と読むそうだ。最近新聞で知ったことだが、これ昼間も着ている寝間着、パジャマのことだそうだ。

産経抄によると「工業化社会では、仕事の能率を上げるために、起きている時間と寝ている時間を厳密に区切る必要があったという。ところが、戦後の高度成長をへて情報化社会になると、必ずしも人々が同じ時間に集まって働く必要がなくなった。都市部の不夜城化もますます進む。（中略）それで１９７０年代末から、一部でパジャマを着る習慣が始まった。今では４割を超える市民が、寝室のなかだけでなく、昼間も身につけたまま、公共の場所に出たことがあるというのだ。」

２０代前半ミネアポリスのホームステイ先にいた時、そこの奥様がとてもおしゃれで、特に寝る時のネグリジェは映画にでも出てきそうな装いだった。それに影響を受けて、パジャマだった私はネグリジェに替えたことがある。プレゼントでディオールの可愛いネグリジェをいただいたこともあった。当時ディオールというブランドを知らなくて、帰国してかなりクタクタになって捨てようかと思っていた時、裏のブランド名を見てびっくりしたことがあった。ロミオとジュリエットのジュリエットが着ているような紫のロングのネグリジェは奥様のおさがりだったが、いただいてかなり長いこと大事に着た。後ろがＶ字型に開いたシルバーグレイのネグリジェなんかお相手がいたら悩殺しそうなネグリジェも愛用した。

ところが寝間着なるものを着て寝ると朝起きて、ゴミだしに着替えなければならないのが面倒になってきた。冬なら上からジャケットを羽織ってゴミ置き場へ行けばいいけど、夏はどうしても着替えなければならない。かくて、寝間着は廃止、Ｔシャツと楽なジャージーやパンツで寝て、そのままゴミ出しに行ける寝間着を着るようになった。今でも寝間着売り場で寝間着は買わない。唯一寝間着なるものを着る時は海外旅行へ行った時のみ、ホテル室内で着る。

以前会社で素敵なブラウスを着ていた人がいて、それ素敵ね、と言ったら、なんとこれパジャマの上よ、とのたもうた。パジャマ着て電車乗って会社に来てしまうのだから驚いた。でも言われなければわからない。

皆さんは何を着て寝てますか？

先週レストランで転んだ翌日右手首に湿疹ができた。ボツボツと赤くなってヒリヒリと痛かった。まあ、数日で治るだろうと放っておいた。１週間になるのに、痛みからかゆみにかわり、真っ赤になって痛い。これは放っておくとどんどんひどくなると思った。

地元に皮膚科が見つからなかった。クリニックがいくつか入っているビルの看板を眺めたが、耳鼻科や歯科はあるけど皮膚科はない。帰宅してイェローページで調べたら、なあんだ近所の大型スーパーの３階に入っているではないか。

それできのう午前はフラワーアレンジメントだった。花の道具や作成したハンギングフラワーで荷物が多かったのでいったん帰宅してから午後の診療に行こうと思った。テレビをつけてソファにワンコと一緒に横になったら昼寝してしまった。気付いたらもう暗く、犬の散歩時間だ。それできのうはあきらめた。きょう午前は絵手紙教室、きょうこそ午後行ってきた。しかしその混み具合にびっくり。受付の順番番号は８番を示しているのに、私がもらった番号は３７番。こりゃあ、だいぶ待つわ、と思ったが、その点大型スーパーは時間を過ごすところが多いので助かる。

服やサンダル売り場、１００円ショップやリサイクルショップを見て時間を過ごし、皮膚科へ。番号はようやく２０番を超えていたので待合室で待つことにした。待合室で近所の床屋さんの奥さんと一緒になった。彼女も皮膚のかぶれだそうだ。ここの床屋さんは子供たちが小学生の時、毎回お世話になった床屋さんだ。シェットランドシープドッグを飼っていて、毎朝ご主人が犬の散歩をしていた。そのワンちゃんが最近どうも見かけないと思ったら、昨年１１月に亡くなったそうだ。１５歳。ワンちゃんいなくなると寂しくなりますねえ、散歩から解放されたのに我が家も結局また飼ってしまいましたわ、とキャバリアの写真を見せる。

話をしていたら、ようやく名前を呼ばれて先生に診てもらった。なにかにかぶれたらしい、ということだがなににかぶれたかはわからない。処置をしてもらって一階の薬局で塗り薬と飲み薬をもらってきた。結局午後いっぱいかかってしまった。

皮膚の一部がかぶれただけで、この一週間鬱陶しいったらなかった。健康はありがたいことだ。

帰宅して急いでワンコの散歩へ。門を出たらワンコ仲間と一緒になり、おしゃべりしながら歩いた。彼女近くのジムの前で男ものの財布を拾ったのでジムの受付に届けたそうだ。とっくに本人にわたっているはずなのに届いたかどうか本人から礼の電話もない、とプリプリ怒っていた。あ〜ら、それ、届けた本人に礼がないって裁判起こした人いるのですよ〜、と教えた。彼女は別に礼はいらないわよ、ただ、ちゃんと本人に届いたか確認がほしいだけ、と欲のないことを言った。交番に届けた方がよかったのかもとも。中にはネコばばする人もいるからねえ、と。最近は油断もスキもないからねえ、と言っていた。彼女の知っている皮膚科がとてもいい、と教えてくれたが、まあ、近くに行ったからいいわ、今度なにかあったら、そちらにでも、と近所の情報交換はありがたい。

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