
にも関わらず、きょうインターネットを開けたら「八百長」だの「不正」だの「詐欺」だのの言葉が躍っていた。フリープログラムの点数が発表された時、各国の記者たちから「信じられない」という声が漏れたという。ロシア人記者は150点もの点数を見て「思わずキムヨナが4回転ジャンプを成功させたのかと思った」と言ったという。でもほんとうに不正があったのだろうか。審判の中に韓国人がひとりいたというが、たったひとりが甘い点数つけても勝たせることができるのだろうか。
疑問はたとえ2位に終わったことが正当だったとして1位との差が20点も開くというのがどうだろうか、という意見があった。浅田真央は2度のトリプルアクセルを成功させた。でも無難に演技を終えたものが勝ちという判定だったということだ。なんか釈然としないなあ、と思った。陸上のように明らかな数字で決まるものでないから仕方ないのかも。
案の定真央のロシア人コーチ、タラソワさんも「世界歴代最高をマークしたことはジャッジもスコアも考えられない」と批判したという。4回転ジャンプを果たしたロシア代表のプルシェンコも超えてしまったという採点だと批判されている。
それにしてもアメリカ代表の長洲未来も日本の安藤美紀も鈴木明子も安定した演技だったと思う。どれも優劣つけがたいものだと思った。
2月23日付け朝日新聞にスケートの元オリンピックメダリスト清水宏保氏がお寒い「スポーツ後進国日本」と題してコメントしている。「韓国では選手が招集された時点で、日当が出る。日本では利用するのに料金が発生する。韓国ではもし、メダルを取れば、ほぼ生涯が保証されるのに対し、日本の報奨金は多いとは言えない。」
また、バンクーバー五輪に日本から総勢205人も大挙して訪れているが純粋な選手は94人だけ。予算が限られているため、手塩にかけて育てたコーチやトレーナーがはじき出され、選手に快適な環境を提供できないでいる、という。
お金の使い方がここでもなってない。よその国は日本の10倍ものお金をかけているようだ。日本では事業仕分けされてしまうくらいだからメダルの乏しい数は仕方ないのかも。東京五輪招致用の100億円が選手個人にに渡っていれば違った成績になっていたかも、というコメントには考えさせられる。
参考資料:
1年間の選手強化費
・ドイツ 274億円
・米国 165億円
・英国 120億円
・中国 120億円
・オーストラリア 110億円
・韓国 106億円
・日本 27億円 (ドイツの1/10、韓国の1/4)
メダル獲得ランキング
(日本時間)02月27日(土)13時18分現在
順位 国 金 銀 銅
1 カナダ 10 7 4
2 ドイツ 9 11 7
3 米国 8 13 13
4 ノルウェー 8 6 6
5 韓国 6 6 2
19 日本 0 2 2