2010年03月

猛女たちとの食事会ーテーブル

b1c32f95.jpg丸いテーブルにお料理が次々と。テーブルにはお刺身盛り合わせ、なめろう、煮物、焼き豚など、その後春巻きや春菊、しいたけ、エビのてんぷら、混ぜご飯などが次々と出てきた。どれも皆YOさんの手作り。

赤ワインも2本空けた。

ハワイコナの香りいいコーヒーとドライフルーツケーキがおいしかった。

猛女たちとの食事会

e5c0c8fe.jpg以前書いた広島の原さんが東京高裁で中国塗料株式会社との知的所有権裁判を今週終えた。原さんは名前を出していいというので出させていただく。明日広島へ帰るのできょうは菊名に住むYOさんのお宅で食事にお呼ばれした。YOさんのことも以前書いた。ドイツに住んでいたことがあり、お料理上手、きょうは原さんはYOさん宅にお泊り、明日広島へ帰る。YOさんもただ今裁判中、女ひとり国税庁を訴えている人、もうひとり一緒にお呼ばれされたのはYAさん。彼女は先日書いた相手方弁護士を日弁連に懲戒請求し、1年間の業務停止にした主婦の方。ビールとワインとお酒を飲み、おいしい手料理をいただきながら裁判の話。

滞在先の芝のアパートから彼の愛車で菊名まで。彼の愛車は裁判を訴えているビラがぺたぺたと車体中に張り付けてある。これ、紙でなくてはがれない特殊塗料したもの。「右翼」の車が止まっている、とご近所さんに大騒ぎされない?と聞いたら、彼女の駐車場に無断で駐車するうるさいお隣りさんがいるから右翼と間違われていいのよ、と笑っていた。

11時半に菊名駅でYAさんと待ち合わせ、このYAさん、いつも時間より早く到着する。私も早めに約束の場所に着く方だが、彼女は私よりもっと早い。案の定武蔵小杉を電車が過ぎた11時前に菊名到着というメールが届いた。私の到着は11:06。11時半の約束なのにふたりとも30分も早く着いている。年取ってくると約束時間に早め早めと加速する。千葉から2時間かかるのだから、必死に遅れないように行くのだから朝は大変だ。

午後いっぱい飲んで食べておしゃべりして、お宅を出たのが夜8時半、家に着いたら11時だった。YOさんのご主人の帰宅が遅くなるのを原さん気にしていた。私たちが帰ったらYOさんとふたりになるのをしきりに気にしていた。「だいじょうぶよ〜、私襲わないから〜」と笑って言いながら私たちはお土産の手作りケーキや庭で栽培している春菊や水菜をいただいて帰宅した。

原さんは一部上場企業で彼が構築したシステムの知的所有権を訴えているし、YOさんは国税庁、YAさんは裁判は終えているが、遺産相続で兄弟と骨肉の争いをした。原さん、しきりに猛女相手と話はきついなあ、と何度も言っていた。そりゃあ、一筋縄ではいかない女たちばかりだからねえ。あっという間の一日だった。

ランチバイキング

caecea4d.jpg新浦安にあるオリエンタルホテルのランチバイキング。

これらのランチにさらにデザートもバイキング。

食べ過ぎてスカートがはちきれそうだった。

食べきれなかったチキンとお肉をもってきたビニール袋にそっと入れてワンコへお土産。最近夫と同じくメタボぎみのワンコにお肉は禁物なんだけど、捨てるには忍びなくてそっと持ち帰ってきた。ドッグフードに入れたらおいしそうに完食した!

耳鼻科へ

a807a076.jpg長年勤めた会社を定年でリタイアした友人が会社を辞めてなにが困るって、通っていた歯医者や美容院、眼医者や耳鼻科などが会社のそばだったのでいい医者を地元で探すってけっこう大変、というものだった。そういう私も耳鼻科だけは地元でいろいろと行ってみたが、見つからない。というか、会社近くの耳鼻科でもらう花粉症の薬が一番よく効くのだが、同じ薬をくれる耳鼻科がないことだ。

それで花粉症に悩まされるこの時期に千葉からわざわざ広尾の耳鼻科へ年に一度通うことになる。せっかく広尾まで行くのだから午後3時過ぎの診察に行くことにし、友人とランチアポを入れた。

この耳鼻科いつ行っても混んでいる。特に花粉症発症時期はもっと混むので一段落した3月中旬過ぎを狙って行く。ところがそれでも混んでいる。最低1時間は待つ。
もらう薬は来年用。冷蔵庫に一年保存しておく、そうすると花粉症が発症してもあわてて混雑する耳鼻科へ行かずに済む。先生がとても親切でいい先生、長年のおつきあいで症状をよくわかってもらえる。

終わると日が暮れて、千葉までの道のりの遠いこと。昔は毎日千葉から広尾まで通勤していたことが信じられない。それも子供と仕事を両立させて。若かったからできたことかも。同じことやれと言われてももうできない。

診察早めに終わったので久しぶりの広尾商店街を歩いてみた。以前にあった店がなかったり、地下鉄駅近くのラーメン屋が健在だったり、なつかしかった。写真は広尾交差点から商店街入り口を撮ったもの。

弁護士懲戒処分ー松本清張ドラマを見て

9015c6a0.jpg読売新聞3月4日の報道によると、昨年1年間で全国の弁護士が懲戒処分を受けた件数は76件に上り、過去最多だったことが日本弁護士連合会(日弁連)のまとめで分かった。

昨夜松本清張ドラマ、「霧の旗」をテレビで見た。陥れられていく弁護士のストーリーだ。

私の知り合いに裁判で相手方の弁護士があまりにひどくて日本弁護士連合会へ弁護士懲戒処分申請をした女性がいる。1000人に2,3人しか懲戒相当にあたることにならない超難関な案件をひとりのごく普通の主婦がやってのけ、相手の弁護士を1年間の業務停止にまで追い込んだからすごい。申請する前に相手の弁護士の家にまで行き、玄関で懲戒処分にしてやる!と声高らかに宣言し、絶対にそうしてやる、と自分に言い聞かせたそうだ。相当な悔しさがバネになったのだと思う。

さて、昨夜見たドラマは相手の弁護士をとことん破滅させるというストーリーだ。

以前制作のものも見たが今回は市川海老蔵主演のリメークだ。深刻な内容なのにやたらお笑い系の人たちが演じていてちょっとおかしくなった。このサスペンスドラマは検察出身の冤罪を無罪にするなど知名度も高い辣腕弁護士役を海老蔵が演じていた。無罪にしたニュースを報道で知った福岡の女性、柳田桐子が殺人罪の冤罪でとらえられた無実の兄の疑いを晴らそう、と東京にやってきてこの弁護士に会おうとするがことごとく断られる。両親は交通事故で早くに亡くなり、兄とふたりで親が残した工場を継いだが、借金もかさみ、そこにこの事件、兄は犯人とされ捕まってしまう。兄の冤罪を晴らそうとこの弁護士に懇願するが断られる。

ところがこの兄は獄中死、桐子は工場をたたんで東京のバーでホステスとなる。桐子は海老蔵演じる大塚弁護士に兄が獄中死したことをはがきで知らせる。家庭を顧みない大塚弁護士と妻は不和状態、妻は毎日ポテトチップスを食べながらネット販売にはまっている。夫の大塚はクラブママ径子と愛人関係にある。この愛人が殺人事件に巻き込まれる。詳細は省くがこの殺人事件が起こった時、現場に居合わせた桐子は現場から飛び出てくる径子と出会い、自分が殺していないことを証言してくれ、と径子に頼まれる。ところが径子が大塚の愛人と知り、桐子は徐々に復讐をしていく。

径子が落としたイヤリングの片方を現場の死体のそばに落とし、犯人が落としたと思われるライターを拾ってきてしまう。径子は警察に捕まり、イヤリングが決め手となって犯人とされる。径子が現場で見たというライターを桐子がもっていったと確信、大塚は桐子のバーに毎日通い、ライターをくれ、と懇願する。雨の中泥んこになりながら土下座し、とうとう桐子がライターをくれるというので桐子のアパートまで入る。そこでウィスキーを何杯も飲まされ、桐子の誘惑で関係をもつ。

復讐はここまでと思ったら、さらに検察庁へ手紙を書き、自分は大塚につきまとわれ、ストーカーされた挙句、アパートに上がりこまれ、犯された、と告発する。大塚は妻も仕事も名声もすべてを失っていく。その大塚自身、父親が稼ぎがないのに酒びたり、暴力をふるわれ、最後は酔って川に落ち、亡くなる。貧乏のどん底から這い上がり、京都大学法学部に入り、卒業と同時に司法試験にも受かるという彼の生い立ちが事件を通して週刊誌にすっぱ抜かれる。松本清張らしい筋書きだ。

この人だけは許せない、という誰もが人生の中で出会うことがあると思うが、果たしてここまで復讐できるかしら。桐子の恨みの執念はすごいものだ。桐子が「ライターを渡してもあなたの愛人は助かるが兄はすでに死んでおり、助からない」というセリフがあった。ここまで冷たい仕打ちができるとは、自分の身内がこのような目に合わないとわからないことかもしれない。しかし松本清張ドラマは何十年も前に書かれた内容なのに現代でもじゅうぶん通じる内容でどれもおもしろい。

今年は生誕100周年だそうで、これからもおもしろいドラマが続くそうだ。次回は23日の「書道教授」、これもおもしろそう。

写真は絵手紙教室で描いた笹の絵。
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Mikki

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