
「30日午後1時半頃、三重県四日市市羽津町の近鉄名古屋線踏切で、遮断機の前で電車が通過するのを待っていた自転車の男性3人に、歯科医師池田哲さん(46)のワゴン車が追突。
2人が自転車ごと線路内に押し出され、近鉄名古屋発伊勢中川行き急行電車(6両編成)にはねられて死亡した。もう1人も腰などに軽傷を負った。車も電車に衝突して大破し、池田さんは頭にけがをして入院した。県警四日市北署は自動車運転過失致死傷の疑いがあるとみて、池田さんから事情を聞いている。同署の飲酒検知の結果、反応はなかった。
発表によると、死亡したのは同市別名、研修医中本勝昭さん(40)と、中国人工場実習生の同市白須賀、王定祥さん(23)。軽傷を負ったのは、王さんの同僚で中国人工場実習生の同市白須賀、李暁龍さん(22)。車は踏切の手前でも一時停止せず、自転車にぶつかった後、車両前部で2人を押し出すように線路内に進入した。
後続のドライバーは、『車は急にスピードを出したり、ゆっくり走ったりするなど、おかしな運転をしていた』と証言しているといい、同署で詳しい事故原因を調べている。」
なんという不運。うっかり踏切の最前列で電車通過を待ってもいられない。ところでこの記事を見てつい3日前に自分に起きたことを思い出した。
前方を大きな荷物を右手にかかえて歩いている若い男性がいた。その横を私が自転車で通り抜けようとした途端、その男性が重たい荷物をよいしょ、と抱え直した。抱え直した拍子に荷物が私にあたった。その力はけっこうあって、私は自転車ごと車道の真中あたりまで飛び出してしまったのだ。幸い、車が来ていなかったからよかったものの、運悪く車が走ってきていたら自転車ごとはねられて悲惨な正月になっていただろう。
人の運不運なんてほんとうにわからない。車が来ていたら、と後からぞっとしたものだ。この記事を読んで自分に起こったことを思い出してしまった。