2011年01月

うたのひろばー佐倉 新年

21675e59.jpg今年初のうたのひろばに参加してきた。この会の代表を務めていた石井さんが12月8日のうたのひろばが開催されて3日後に亡くなられたそうで前夜アコーディオンを弾いているNさんに聞いてびっくりした。きのうもまずは哀悼の挨拶から始まった。石井さんの葬儀では毎回この会で指導くださるないとうひろお先生のアコーディオンが聴きたいと直前に言った本人の希望で想いをこめて涙とともに弾いたという。

毎回参加するともらうプリントに「アコーディオンの不幸」というタイトルのないとう先生の「ひとこと」が掲載されている。

「ある時ある所でいつものようにアコーディオン演奏を用意していた時『みなさんが揃うまでピアノでも弾いてましょうか?』と発言した途端、役員の方々の態度が変わったそうだ。『えっ、ピアノも弾かれるのですか?』と。明らかに自分の格が上がった様子を感じたという。日本ではアコーディオンの地位は低く、ピアノはぐっと高いのだ。アコは流行歌の伴奏として普及、その後傷痍軍人、そしてうたごえ運動。外国では音楽大学にアコーディオン科があり、立派に市民権を得ている。悲しい限りだ。今懸命にアコの仲間はその演奏の向上に努力している。アコーディオンの名誉回復のために。」と結ばれている。なあるほどね、そういえばピアノと比べるとそうかもしれないと認識を新たにした。

私の友人のNさんも毎回壇上でアコーディオンを弾いて楽しませてくれる。

さっそく「故郷」の歌から始まった。「故郷」はふるさとをなつかしむ歌だから戦争中は軍人さんは帰れないから禁止となったそうだ。「もみじ」や「茶摘み」なども一家団欒を歌うので兵隊さんにとってよくないと禁止となった歌が多いそうだ。

皆で歌う歌は「ふじの山」、「海」、「ふれあい」、そしてよく知られている「7つの子」と続いた。

あの「かぁ~ら~す、なぜ鳴くの、カラスはやまに~」という歌。ないとう先生が「7つの子は7羽のカラスか7歳になったカラスか?」と聞かれて会場で手を上げさせた。まあ、半々。答えはカラスは7羽も産まないそうだし、7歳にもならないそうだからどちらも間違い。これは7つの子供のことを歌っているそうだ。でも昔郵政省が出した切手に7羽のカラスの絵が描かれていたので政府がやっていることだから7羽のカラスのことだろう、と言われたそうな。ないとう先生による歌の背後のこういう話しがとてもおもしろい。

休憩をはさんでさらに歌は続く。「我は海の子」、「浜千鳥」、「ケンタッキーの我が家」、坂本九さんの「明日があるさ明日がある」という歌は元気になる。「夜明けのスキャット」、「ロマンス」、「シャローム」他ベートーベンの「歓喜の歌」、そして最後は「さよなら」で閉めた。

今回もとても勉強になるいい音楽会だった。

和の布遊び教室ー新年

68f0c336.jpg新年初の和の布遊び教室で五反田へ。皆さん元気に顔合わせだった。吊り雛を作っているおふたりもほぼ完成。

私たちは貝の中の小さなお雛様を制作した。これ着物の布を一枚一枚ピンセットで折って貼って細かい作業だ。

写真は先生の作品。

お雛様はほぼ完成したが、まだ顔が描かれていないし、台とピンクの屏風は次回へ持ち越し。自分のは完成してから撮影することにする。

吊り雛も次回完成してから撮影してほしいとのことでお楽しみに。

3時間たっぷり根を詰めて目もチカチカ、指先は緊張するし、疲れました。

帰宅すると6時過ぎ、連休後の大洗濯ものを入れて、愛犬の散歩、夕食の支度と休んでいるヒマがない。

元ベビーシッターさん

d1b6d5be.jpg月曜祝日は家でゆっくりしていた。昼近くに電話が鳴った。珍しい、元ベビーシッターのYさんだった。彼女は私と同い年。電話は年賀状のお礼だった。なんと昨年3月にご主人を亡くされていたそうだ。まだ61歳だったという。もうびっくり。それでなんというか、1万円貸してくれ、という。その話しをすると家にいた夫は人に金は貸すものでない。そのままエスカレートしていったらどうする!と言いだした。夫はすぐにこうやって悪い方、悪い方へ考えるケチな人だ。

「だって彼女が我が家で10年ふたりの子供たちの保育園のお迎えをしてくれたおかげで私は仕事を続けられたのではないの!なにも百万円貸してくれと言ったわけではないし、給料日が来たら返すと言っているのだから」と私。「あなただって返してもくれないお金を何十万円も弟に貸したではないの!」ともう夫婦喧嘩。

夫の言うことを無視して、急きょ地元のファミレスで会うことに。結局1万円はお香典として渡した。これなら夫も文句はないだろうに。

彼女はずっと専業主婦できたのでものごとにうとい。お金を貸してくれ、というからには年金は?と聞くともらってないという。主婦だから自分はかけてきてない。ご主人は最初はご主人の弟さんがやっている会社に雇ってもらっていたが、長いこと人工透析を受けていて体が芳しくなくなって国民年金もかけてこなかったという。でも聞いてみると15年ばかりその弟さんの会社で厚生年金をかけていたというから、年金手帳をもって幕張本郷にある社会保険庁へ行って申請してきなさい、わずかかもしれないけど、遺族年金もらえるかもしれないからと助言した。彼女はそういうことすら知らないのだ。わずかなパート収入と彼女のひとり娘さんAさんの仕送りで生活しているという。日本の役所はすべて申請主義、ご主人が亡くなった手続きしたら遺族年金もらえますよ~とお知らせなど絶対に来ない。こちらから申請しなきゃなぁんにももらえないのだ。

娘のAさんはYさんが風邪引いたり、具合が悪かったりした時によく我が家の子供たちのお迎えに代理で保育園に行ってくれたものだ。そういう経験から今彼女は保育士さんとして働いている。Aさんには小学生の娘さんと双子の男の子の母親として都内で共働きして頑張っているという。娘さんから千葉から彼女の住む近くへ来るように誘われているのだけど、まだ元気だし、住まいを移りたくないという。元気なうちはここで暮したら、と助言した。

でも彼女の住まいの地代が来年更新が来るのでその時に費用や更新してからの地代がいくらになるかによって判断してみてはと助言した。

なにもできないけど、知っている限りの助言をして助けてやりたいと思うのに、心ない夫の言うことに腹が立ってしまった。彼はなんでも性悪説で判断するのだ。私はどちらかというと性善説。だからこういうことが起こるといつも喧嘩になる。Yさん、ご主人に亡くなられて不安になり入院もしたという。とにかく元気を出して、ひとつひとつ問題を片付けて行きましょう、と励ました。

ソーセージと卵をお土産にもってきてくださった。私もいただきもののおうどんとリンゴを差し上げた。買ってもってきてくださるのだからお金がないわけではない。会いたい理由だったのかも、と夫にも話した。

連休使って書斎を片付けた夫の本が山ほど出た。夜は長男の運転する車で稲毛海岸方面にあるブックオフへ本を売りに。4千円になった。夕食が同じ敷地にある和食屋さんで3人でちょうど4千円で消えた。二男がゴルフから帰っていた。

野田聖子さん男子出産

f107d6b9.jpg昨年アメリカ国籍のDNA卵子とご主人の精子で体外受精した受精卵を野田聖子さんの子宮に戻し、めでたく妊娠したことが話題になった。ついに1月6日男子出産したという。まずはめでたいことだが、どうも今ひとつこれでいいのか、と疑問がわく。

2010年8月28日の当ブログでも問題点を書いた。彼女が産んだ子は自分の卵子ではない。他人のDNAだ。精子はご主人のもの。だけど自分のお腹から産んだ子は自分のDNAでないのに実子となる。

その反対に自分の卵子を使って代理母に産んでもらった向井亜紀さんは双子の息子さんたちを最高裁まで争ったが法的に実子とは認めてもらえなかった。聖子さんが妊娠して出産したお子さんは自分の卵子ではないが実子となる。これやっぱりおかしいわ。自分のDNAの方が実子としていいのではないのか。

日本の法整備が産科医療の近代化に追い付いていない。

また彼女は夫婦別姓主義だということも問題になっている。模範となるべき国会議員がまだ法的に認められていない夫婦別姓を主張して事実婚の形態をもっている。だからお子さんはどちらの姓に入るのか。

50歳で産んで子供が20歳の時、本人は70歳だ。手放しで喜べない、問題多あり出産だなあ、と思う。お子さんには罪はないが。このお子さんアメリカ国籍のどんなDNAの持ち主のものか興味ある。まさかアフリカ系や白人系ではないでしょうね。アジア系でも中国や朝鮮人もありえるし。日系のDNAを要求すべきだったのでは。

千葉の公園で梅がほろこんでいた。

「お金のIQ お金のEQ」

dbde0970.jpg長男がおもしろそうな本を持っていて借りて読んでいる。「お金のIQ お金のEQ」サンマーク文庫。本田健著。

まだ全部読んでいないが、お金のIQとは実務面の知識や知恵のこと、お金のEQとはお金に関する感性だと書かれている。お金の使い方が下手な人がけっこういる。もちろん節約は大事、ケチに徹していないと今の世の中まともに生きていけない。でもお金は無駄なく賢く使った方がいい。

人がお金と付き合うときのパターンには両親を通じてその原型が出来上がると言う。普通自分のお金との付き合いに親に影響されていたなどと聞くとびっくりする。しかし、よくよく調べていくと両親との驚くべき共通点があるという。そしてその両親のまた親ずっとさかのぼって影響されているらしい。つまりあなたのお金の履歴書はあなたの人生に影響を与えた「お金のドラマ」だというのだ。どんな人にも人生に影響を与えた「お金のドラマ」があるという。あなたの小さい頃の両親の経済状態や精神状態は深いところで今でも影響しているという。

お金のIQが高くてもEQが低いと人生は破綻してしまう。幸せな金持ちタイプはお金のEQもIQも高い人らしい。このタイプの人は人生で大切なことはお金でないと感じているという。お金に対する執着が少ないので人生を楽しむために使う。IQを高めて金持ちになってもEQが低ければお金を楽しむ心の余裕を持てない。つまりどんなに稼いでたくさんのお金を手にしてもそのお金を使って人生を豊かにすることができなければ、意味はない。お金のIQを高めるのはEQを高めた後で十分だ。金持ちになるためにはお金のIQばかりに目が向きがち、お金を使ってなにをしたいのかはっきりしなければお金に振りまわされるだけの人生になることを知る必要があると書かれている。そしてお金に執着しない人ほど、お金に恵まれる。

全編なるほどと思うことばかりだ。長男が大学出て就職する前に夫はお金に関する別の本を渡していた。本の題名は忘れた。それはクレジットカードで破綻したり、無計画に使うととんでもないことになったり、投資や借金など、網羅していた。日本ではお金に関する教育をしていないから、大人になってお金で失敗する人が後を絶たない。あの本はいい教育になったと思う。どこにしまってしまったかなぁ。

土曜の夜は地元の居酒屋へ。
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