remmikkiのブログ

2011年03月

夫がきのう買ってきた週刊誌を見ていたら面白い記事をふたつ見つけた。感動する内容なので紹介したい。

週刊ポスト 4月1日号から。

「震災時都内の飲食店でアルバイトしていた女子大生が、翌日ツイッターに書きこんだエピソードである。『バイト中に地震があってほぼ満席状態からお客さんに外に避難してもらいました。食い逃げ半端ないだろうな、と思っていたがほとんどのお客さんが戻ってきて会計してくれました。ほんの少しの戻られなかったお客さんは今日わざわざ店に足を運んでくださいました。日本ていい国。』」

この話しには脈々と引き継がれた日本人のDNAが次のストーリーにも感じられる。同じく同週刊誌から。

「江戸時代、明暦(1657年)の大火で起きた『切り放ち』の逸話もある。牢役人、石出帯刀(たてわき)は、迫り来る火を前に囚人たちに『必ず戻れ』と言い渡して牢を解き放つ。数日後、全焼した牢の跡に、一人も欠けずに囚人が戻ってきたという有名な美談である。

日本人には世界に誇る高いモラルと、勤勉と、忍耐がある。もちろん技術も経済力もある。失われた命は戻らないけれど、その死にも、国を復興させる意味と力があるに違いない。」

この話を翻訳して心配してくれている海外の友人たちへ”Earthquake Update” と題して昨日紹介した。今朝日本に来たこともあり、日本人をよく知る彼らは皆「その通り!自分たちは日本をよく知っている。すばらしい!」と称賛のメールが来た。

同週刊誌にも冒頭書いてあるが、「戦争で焼け野原となった東京、広島、長崎、沖縄はじめ多くの街。大震災にずたずたにされた神戸。その光景は、誰もがはじめは『もう二度と、あの街明かりは戻らないだろう』と諦めかけた。しかし、わずか数年後には、それまで以上に美しく力に満ちた街並みが復活したのである。今、目の前にある危機も、克服できぬはずがない。」と。

ポストの「決意と祈りの総力編集、日本を信じよう」という内容に強く同感する。それにしても民主党政権の情けなさにはがっくりする。

産経新聞3月18日によると、
「宮内庁は18日、皇太子ご夫妻に招待状が届いた英王室のウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式について、ご夫妻の意向で欠席されることになったと発表した。宮内庁によると、ご夫妻は東日本大震災で被災した国民の深い悲しみに心を寄せ『せっかくのご招待ではあるがお断りせざるを得ない』と考えられたという。」

普通に考えれば中止はあたりまえのこと。「ご夫妻の意向で」や「ご夫妻は東日本大震災で被災した国民の深い悲しみに心を寄せ」の言葉に白々しさを感じる。阪神大震災の3日後には喜々として中東を訪問、真っ赤なドレスと白いストールを着て大きな口を開けて満面の笑みの写真を覚えている。1995年の頃はパソコンが普及し始めた頃だが、今ほどネット情報もなかった時代だからごまかせた。今回はそういうわけにはいかないのだろう。

天皇皇后陛下宛てにきた招待状だったが、両陛下がご予定がすでにあり、行かれないことになると、皇太子夫妻に招待状をよこせ、とわざわざ英国に注文した。ということは行く気満々だったのでしょう。行って全国民から非難ごうごうになればよかったのに、と反面思ってしまう。

また来週に予定していた長野でのスキーも中止になったという。長野だってけっこう大きい地震に見舞われたいたではないか。そのご当地へスキーなんてとんでもない話だ。ホテルも全館貸し切り状態だったというし。費用も警備を含めると相当な金額。そんな費用は被災地へ送ってほしいものだ。本人たちは行く気満々だったのだろうが、さすがに非難を考えると中止せざるを得なかったのだろう。だから冒頭の「深い悲しみに心を寄せ」に白々しさを覚えるのだ。

皇室全般画像掲示板というサイトに、

「英国行き、嫌々しぶしぶ取りやめたけど、まだ
ドイツ行きが残ってるわ。去年、9月30日にわざわざ
日独交流150周年の名誉総裁をナルが引き受けたのは
どうしても雅子をドイツに連れて行きたい為。
神様。お願いですから、こいつらをピンポイントで
こらしめてやって下さい。
… 雅子が京都にいるのなら、これを機に皇族をやめる方向になってほしい。
スキ―、スケート、英国行きがすべて駄目になった雅子が、
ヒステリー起こして自爆することを強く望む。

『アテクシ皇太子妃やめます。皇室外交ができないのなら、
アテクシがここに居る理由はありません!!』
なんて、トンチンカンな理由でもいいから。」

なあんて書かれてしまっている。この人たち、もう国民の支持も得られず、すでに自爆しているのでは。この一家が使う費用を公開してほしい。そしてこの人たちへ使う費用を被災地へと切に思う。


a5c5071c.jpgきのう朝も6:20から10時近くまで停電だった。

停電でなにもできないのでワンコ仲間のSさんを誘って公園へ散歩に出た。公園に行くと同じように考えている仲間が集まっていておしゃべりしてきた。

9時半になってそろそろ停電も終わるわね、と帰宅、急いでスーパーに行った。開店が10:20ですでにすごい行列。きのう我が家に来たYさんが行列の前方にいて呼んでくれて一緒に入れた。

納豆やインスタントラーメン(ひとりひとつのみ)、パン、牛乳を買ってレジへ行くとすでにすごい行列。

停電と行列と買い出しでもう疲れた。これいつまで続くのやら。まだ始まったばかりなのにバテぎみ。

お米売り場もまったくない。Yさん、お米が心配というので千葉の方へ出かけたついでに千葉パルコ地下西友や千葉ペリエ地下食品売り場など探したが、どこも売り切れだ。千葉の友人に、あれば買ってほしいと頼んだが、ひとり一点のみという。ひとりで3袋は買えず。

お米は一番必要だからないのは困る。確か政府はお米の備蓄があり、余っていると言っていたはず。ガソリン不足で物流が滞っているので品物が売り場に届かないのか。ガソリンスタンドも長蛇の列だ。もの不足早く解消してほしい。

午後の停電は中止になった。一日二回の停電はきつい。一回でよかった。きょうは夜6時半から10時だ。夜の夕食時の停電も困るなあ。でも被災地を思うと文句も言ってられない。

世界の人たちが今回受けた地震災害に日本のために祈ってくれるユーチューブを友人が送ってくれた。6分ほどの内容だが見て泣けてきた。

潘基文国連事務総長が「日本は世界に支援してきた援助大国だ。今回は国連が日本を援助する」というありがたい言葉。
今回の災害で世界は日本に注目している。そして感動しているそうだ。それは日本がどんなに災害で困っていても譲り合いの精神を持ち、略奪や暴動も起きない、秩序ある国と感嘆の声が上がっているという。

天皇陛下もお言葉で 「海外においては,この深い悲しみの中で,日本人が,取り乱すことなく助け合い,秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え,いたわり合って,この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。」と述べられている。

ユーチューブへのコメントにも「メディアからも、個人的に受ける連絡からも、世界中が日本に目を向けているのを私も感じます。今回の一連の出来事は、日本へのwake up callだと思います。これを機に、日本のいいところを発揮して、物事の本質を見つめ、日本にとっても、世界にとっても本当にいい事をしていく心がけを一人一人がいつも持つようにしたいです。一人一人の日本人がもっと幸せになるためには何をすべきか、また、日本が世界のために何か出来るのか、考え、実行している時だと思います。」と書かれている。

今回の地震で海外にいる友人たちのほとんどからすばらしい慰めと勇気をもらうメールをもらっている。うれしくありがたいことだと思う。私たちは日本に生まれたことに誇りをもって今回の災害を乗り越えて行きたいと思う。

e90f1a4b.jpg昨夜の停電後、また地震。もうほんとうに怖い。地震に加えて放射能汚染があるなら海外へ逃亡したくなる。でも自分だけ逃亡しても幸せには感じないわね。日本のみんなが安全で安心して住めるようにならないと。

きのう午前の停電の時に地元の友人Yさんと彼女の飼い犬、チワワの太陽君が我が家にきてお茶することにした。おかげさまで停電の気がまぎれた。

その前にルルのドッグフードを買わねばとサテイへ自転車走らせ、停電前に買うことができた。ルルちゃんの食事しばらくは安心だ。銀行でお金をおろそうとしたら、停電でATMが使えません、と。仕方ない、帰りにおろすことにしたが、結局帰りも停電でおろせなかった。

我が家の一階の居間や洗面所などを探検をする太陽くんについて歩いているルル。喧嘩もしない、吠えることもなく、私たちが紅茶とロールケーキ、日本茶を飲みながらおしゃべりしている間、おとなしくしていた。

昼前停電がそろそろ終わるころにお帰りになった。Yさんの家への近道を教えるためルルと一緒に外にでた。太陽君また来てね〜♪


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