remmikkiのブログ

2011年03月

7c1f05bd.jpg40443a4b.jpg第一グループに入っている我が家周辺はきょう二回も停電になった。一回目は朝9:20〜12:20まで。二回目が5:30〜8:30あたり。たった今8:30過ぎまでの停電からようやく明るくなった。

夜6時過ぎ、千葉からの総武線から見える景色がなんと真っ暗闇。異様な世界だった。電車は動き、駅は蛍光灯が点いていたが、一歩駅の外に出ると真っ暗。店もどこも真っ暗だ。暗闇の中、もっている小型の懐中電灯で照らして歩き、サテイの自転車置き場から自転車を取って家へ向かった。家のまわりもマンションも真っ暗だ。夜の停電は困るわぁ〜。

家には夫がすでに帰宅していた。彼はきょう午前は人間ドッグだった。帰りに秋葉原に寄って買ってきたというラジオがついていた。ラジオの情報でちょっと安心だ。LEDの充電式懐中電灯も秋葉原で買い、電池やろうそくも買ってきた。地元の店で食事していた時に停電になったそうだ。店にろうそくをおすそわけして喜ばれたそう。ろうそくは部屋をけっこう明るくしてくれる。

ところが体が深々と冷えてくる。暗くて動きも取れず、コートを膝にかけたままじ〜っとソファに座っていた。ルルも隣りで安心して寝ていた。二男が早々と暗い中会社から帰宅。長男はきのうから富山へ出張だ。

夜8:30過ぎようやくパッと電気がついた。急いであちこちの暖房をつけ、テレビとパソコンを立ち上げた。たった3時間で体が冷え切ってしまい、被災地の皆さんの暗くて寒い毎日を思った。電気もガスも水もなくては困るものだと実感した。

明日は朝6:20から3時間、午後も3時間停電だ。日に二回も停電なんて厭だなあ。明日は早起きして朝の家事を済ませないとならない。

写真は総武線稲毛駅まえの信号や本屋さんの電気が消えた昼間。夜の駅から撮影した真っ暗闇。

64ecbac0.jpg昼に出かける用事があったので朝愛犬の散歩を済ませた後銀行の用事もあり、急いでスーパーへ自転車を走らせた。

駅ビルのペリエは閉店、でもシャッターの前でアンデルセンが食パンを、八百屋さんも野菜と果物を売っていた。アンデルセンは長い行列、間に合わないので買えなかった。おいしそうなイチゴがあったのでそれだけ買った。

銀行を済ませてサテイへ。パンも牛乳も卵も棚にたくさんあった。まあ、きのう買ったし、あわてて買いだめする必要もない、これだけあれば、夕方買えばいいや、と思った。きょうも自宅待機で家にいる長男にお昼のサンドイッチやおいなりさん、野菜ジュースなどだけ買って帰った。

そして夕方。ペリエは変わらず閉店のまま。サテイに行くと、パンも牛乳も卵もすべて売り切れで棚は空っぽだった。朝の開店と同時に行って買わないとだめだ、と実感した。

帰宅すると海外の元会社の上司や友人たちから心配のメールがまた入っている。原発関係の言葉はネット辞書をひきつつ、こちらの状況を書いた。一番新しい情報が書いてあるWall Street Journal Asia版などのサイトアドレスをつけて送ればいいや、あとはこちらの状況を説明。クロアチアのマテイヤにも同じ内容を送った。

写真は薔薇。水切りが良く、よくもっている。

f5752514.jpg写真は夫が買ってきた花。

玄関になんと豪華な花が置いてあるではないか!

「誰から?この花?」と聞くとなんと夫から。

「で、なんで花なんかくれるの?」結婚30数年の夫から珍しい贈り物だ。

いきさつはこうだ。

昼に蕎麦屋に入った。隣りでそばを食べているおやじさんがぼやいていた。

「お彼岸だというのでたくさんの花を仕入れたが、この地震と津波、原発騒ぎでお墓参りどころでないので花がさっぱり売れない」。


花屋のおやじさんに夫いわく「うちのカミさんは花が好きでねえ、最近よく薔薇を買ってきて玄関に飾っているのよ」ということで夫が花を注文して買ってあげたというわけだ。

なあんだ、私への感謝ではないのね、とちょっとがっかりだが、まあ、花を飾るのはうれしいものだ。

384d54b5.jpg原敏恭さんの中国塗料株式会社に対する著作権者確認訴訟判決がきのう霞が関東京地方裁判所内、知的財産高等裁判所で午後1時半から行われた。傍聴席はほとんどが原さんの支援者で埋まった。3人の判事が入廷、2年半、14回に及ぶ審理の結果が出る。ドキドキしながら判決を聞いた。

ところが、なんと裁判官から出た言葉は「本件控訴を棄却する」、つまり結果は敗訴。なんのために2年も審理していたのか。支援者の中には「公正でない!」「ちゃんと審議しろ!」だの不満の言葉がすでに後ろのドアから去っていった裁判官に怒声が向けられた。

判決文をすべて読んでいないが、コピーを急いで見せてもらった。つまるところ、「職務著作」と結論しているようだ。つまり原さんは給与を支払われて職場で開発したシステムだから「職務著作」である、ということだ。しかし、原さんに言わせると裁判の中で会社は一度も「職務著作」を主張していない、原さんも反論していない、という。

結論を急いで書き取らせてもらった。

「控訴人の著作権の確認を求める主位的請求は理由がなくこれを棄却した原判決は相当であり、また本件システムについての開発寄与分の確認を求める請求は訴えの利益がなく、これを却下した原判決は相当であるから本件控訴は理由がないのでこれを棄却する。併せて当審における予備的請求も理由がないので棄却することとし、主文のとおり判決する。」

冷たい結論だった。

皆で家庭裁判所地下のレストランでお茶して弁護士さんから解説してもらい、慰めあって裁判所を後にした。原さんと支援者たちは日比谷公園内松本楼で食事するというが、私は計画停電で電車が心配だったので参加は遠慮した。原さんにちょっとばかしカンパした。

午前にIさん自身の裁判だった浦安へ帰るIさんと八丁堀まで一緒に帰ったところで、「そうだ!同じ日比谷線の広尾にある耳鼻科で薬をもらっていこう!」と思い立ち、広尾へ後戻りした。浦安はまだ断水状態だそうだ。

耳鼻科はそれほど混んでなかった。先生に「症状がひどいですね」と言われ、診察してもらい、点鼻薬、目薬、飲み薬に漢方薬まで出してもらった。目はかゆいし、鼻は詰まるし、先週からひどい症状なのだ。


計画停電で振り回されている。「やるやる詐欺ではないの!」と思う。でもこればかりは「やるやる」がやらないで助かってはいるのだけど。

カリフォルニアに住む友人から心配のメールが来て知ったのだが、あちらでは計画停電なんて頻繁だそうだ。

彼女によると
「計画停電はこちらでは夏場にしょっちゅうやってます。
日本みたいに丁寧に時間まで教えてくれません。
いき なりシャットダウンですよ。
だいたい1時間くらいなんですが。
不思議なもので慣れると、あ、またかって
冷静に受 け入れる自分がいます。」ですって。

我が家のすぐ近くに放射線研究所がある。
昨夜大きなヘリコプターがホバリング状態でいた。
どうやら福島原発から移送された人を運んでいるのでは、と思ったら、ニュースでやはりそうだと知った。

ここは以前茨城県東海村で臨海事故が起きた時、大量の放射線を浴びた人をここで治療した。でも壮絶な闘病の結果亡くなられたところだ。

外資系企業に勤める長男はまだ自宅待機。他の外資に勤める友人も今週は自宅待機だそうだ。日本の会社に勤める二男はなにがなんでも出勤。


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