
両陛下はきょう東京都小金井市にある江戸東京たてもの館にお出かけになった。ここは陛下が終戦翌年の1946年5月、当時12歳の皇太子時代に東宮御仮寓所という仮住まいに4年ほどお住まいだった場所。
ここで陛下の人格形成に影響を与えたというアメリカ人家庭教師、バイニング夫人から個人授業を受けられたところという。
来月に鬼怒川決壊で延期になっていた日光にも行くというし、昔なつかしの場所を訪ね歩いているようだ。
海外の慰霊には喜んで行かれているが、先の大戦で亡くなったご遺骨の納骨、お膝元の千鳥ヶ淵戦没者墓苑の式典は常陸宮両殿下にお任せだ。
江戸東京たてもの園内の東宮御仮寓所跡碑を見学される天皇、皇后両陛下=31日午前、東京都小金井市(代表撮影)
JNN 両陛下、20年ぶりに思いでの地をご訪問
両陛下 20年ぶりに思いでの地をご訪問
2016年5月31日 17:09
陛下“思い出の場所”江戸東京たてもの園に
http://www.news24.jp/articles/2016/05/31/07331509.html
天皇陛下が31日、皇后さまと少年時代の思い出の場所を訪ねられた。 学習院中等科時代に光華殿前で他の生徒らとの写真撮影に臨まれる天皇陛下(後列右から6人目)。陛下の左隣(後列左から7人目)は弟の常陸宮さま=1948年、東京・小金井(学習院アーカイブズ提供) 江戸東京たてもの園
天皇皇后両陛下は東京・小金井市の「江戸東京たてもの園」を訪問された。この場所には終戦翌年の1946年5月、当時12歳の天皇陛下のために東宮御仮寓所という仮住まいがつくられた。陛下はこの地で4年ほど暮らし、戦災のため隣に移転していた学習院中等科に通ったほか、人格形成に影響を与えたといわれるアメリカ人家庭教師、バイニング夫人から個人授業も受けられた。
陛下は皇后さまに「あの辺がきっと御仮寓所になるんじゃないかな」などと説明し、勉強中、松の木に雷が落ちて驚いた経験を話すなど昔を思い出されていた。その後、当時の面影を残す雑木林を散策し、陛下は「このあたりを散歩しました」と懐かしまれていた。
江戸東京たてもの園(えどとうきょうたてものえん Edo-Tokyo Open Air Architectural Museum)は、失われてゆく江戸・東京の歴史的な建物を移築保存し展示する目的で東京都小金井市の都立小金井公園内に設置された野外博物館。
東京都墨田区にある東京都江戸東京博物館の分館である。指定管理者制度により、東京都歴史文化財団グループ(公益財団法人東京都歴史文化財団、鹿島建物総合管理株式会社、アサヒビール株式会社の共同事業体)が管理・運営を行なっている。