高市氏は「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築していく方針を確認したい考えとのこと。
両国間に課題があることを指摘しつつ、共通の利益の拡大を目指す「戦略的互恵関係」を進めていくことに期待を示した。習氏も同関係の推進に言及した上で、「中日関係を正確な軌道のもとで前に進めていきたい」と述べた。
中国に拘束されている日本人を返してもらえるよう交渉も進めてほしい。
スパイ容疑なんて普通のサラリーマンが疑われているならご家族も辛い思いをしているだろう。
日中首脳が初会談 「戦略的互恵関係」確認
時事通信 2025年10月31日17時15分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025103100654&g=pol

高市早苗首相(写真左)と中国の習近平国家主席(AFP時事)
【慶州(韓国)時事】韓国・慶州を訪問中の高市早苗首相は31日午後、中国の習近平国家主席と初めて会談した。高市氏は「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築していく方針を確認したい考えだ。
日中首脳会談は石破茂前首相と習氏による昨年11月のペルーでの会談以来約1年ぶり。
高市氏は24日の所信表明演説で「中国は重要な隣国だ」と指摘する一方、「日中間には安全保障上の懸念事項が存在することも事実だ」として、首脳同士で率直な対話を重ねたいとの意向を示している。会談では東・南シナ海での中国の威圧的な行動に懸念を伝え、拘束中の邦人の早期解放や在留邦人の安全確保などを求めるとみられる。
【高市首相】中国・習近平国家主席と初首脳会談へ【中継】 (1:40)
日テレニュース 2025/10/31
https://www.youtube.com/watch?v=2qpNwzDz5lc
APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議出席のため韓国を訪れている高市首相は、このあと中国の習近平国家主席と初めての首脳会談を行います。現地から中継です。
日中首脳会談は、今回の高市首相の韓国訪問中、最大の山場と言えます。高市首相は出席中の国際会議の一部の日程を外相の出席に切り替えるなど、入念に準備している模様です。
今回の会談では、歴史認識など両国の違いは脇に置いて、お互いに利益になる分野での協力を進める「戦略的互恵関係」や「建設的かつ安定的な関係」の推進で一致できるかが焦点です。
一方で高市首相は、中国によるレアアースの輸出規制など、経済的な威圧や尖閣諸島周辺など東シナ海での海洋進出への懸念なども、中国側に伝える見通しです。
高市内閣の閣僚のひとりは、「米中首脳会談でも、特にレアアースの問題が切り札になってアメリカが譲歩したように受け止められている。経済的威圧をするなという事は日中首脳会談でもきちんと言わなければならない」と指摘しています。
高市首相は自民党総裁に選ばれた後は靖国神社への参拝を控えているほか、首相の所信表明演説でも「重要な隣国であり、建設的かつ安定的な関係を構築する必要がある」などと述べ、中国側に前向きなシグナルを送ってきました。
こうした経緯の中で実現した会談で、中国に対して言うべきことは言いながらも、安定した日中関係の構築で習主席と歩調を合わせられるのか、高市外交、最初の正念場となります。
【日中首脳会談】同時通訳付き 高市総理が習近平国家主席と初めての会談【会談冒頭ノーカット】(4:22)
TBS 2025/10/31
https://www.youtube.com/watch?v=nGbKu2gFmJo
高市総理と中国・習近平国家主席との日中首脳会談の模様を同時通訳付きでノーカットで配信します。
高市首相、いち早く習近平主席と会談? APEC前にあいさつを交わしたとXに投稿
産経新聞 2025/10/31 16:12
https://www.sankei.com/article/20251031-ZHRVDUWY7BOH3ILHZ3YDMMF2O4/
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議前にあいさつをかわす高市早苗首相と中国の習近平国家主席(首相のXより)
【慶州=永原慎吾】高市早苗首相は31日、訪問先の韓国で開催されているアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議前に控室で中国の習近平国家主席とあいさつを交わしたとX(旧ツイッター)に投稿した。同日午後には習氏との首脳会談を予定している。
高市首相と中国の習氏が初会談、「戦略的互恵関係」の推進に言及
Reuters
2025年10月31日午後 6:12
https://jp.reuters.com/world/china/EUUOTVSQLJLR7F67YQL4NXEGFU-2025-10-31/
10月31日、高市早苗首相は、訪問先の韓国・
慶州で中国の習近平国家主席と初めて会談し、「率直に対話を重ね関係を深めていきたい」と述べた。写真は26日、クアラルンプールで代表撮影(2025年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
[31日 ロイター] - 高市早苗首相は31日、韓国・ 慶州で中国の習近平国家主席と初めて会談し、両国間に課題があることを指摘しつつ、共通の利益の拡大を目指す「戦略的互恵関係」を進めていくことに期待を示した。習氏も同関係の推進に言及した上で、「中日関係を正確な軌道のもとで前に進めていきたい」と述べた。
日中首脳が会談するのは、昨年11月にペルーで石破茂前首相が習氏と会って以来。今回は韓国で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて設定した。
習主席は、高市氏が首相就任後すぐに会談したのは中日関係を重視していることの表れと評価。日本は「重要な隣国」だとし、「中日関係を長期的かつ健全的に安定的に発展させることが、両国の国民、そして国際社会の期待でもあると思う」と語った。「中日の戦略的互恵関係を進めていきたい。新しい時代に合った安定的な中日関係を構築していきたい」と述べた。
高市首相も中国を「重要な隣国」と表現し、「戦略的互恵関係の本格的な推進と建設的かつ安定的な関係の構築という日中関係の大きな方向性を改めて確認したい」と話した。「日中間には様々な懸案と課題があるがそれらを減らし、具体的に成果を出していきたい」とした上で、「習主席と率直に対話を重ねて関係を深めていきたい」と語った。
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両氏はこの日、会談に先駆け現地であいさつを交わした。高市氏は習氏と笑顔で向き合う写真を交流サイトのXに投稿し、「APEC首脳会議前に、控室で中国の習近平国家主席と挨拶を交わしました」と書き込んだ。
竹本能文※
習近平と会談を終えた高市首相が取材に応じた内容が報道された:
【速報】尖閣や日本人拘束から香港や新疆ウイグル自治区めぐる問題まで「率直に申し上げた」 高市首相が日中首脳会談の成果強調
FNN 2025/10/31(金) 18:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c086d8338d9f8b9f2b1ff5f67b9446e31a6e5b90

韓国南東部の慶州で31日夕方、中国の習近平国家主席との初めての首脳会談を終えた高市首相が取材に応じ、「かなり中身の濃い、充実した議論ができた」と成果を強調した。
31日午後5時過ぎに始まった会談の冒頭、高市首相が「日中間には様々な懸案と課題もあるが、それらを減らして理解と協力を増やし、具体的な成果を出していきたい」などと述べたのに対し、習主席は「日中関係の建設的発展は世界の利益であり、日中の戦略的互恵関係を進めていきたい」などと応じた。
30分ほど続いた会談の終了後、取材に応じた高市首相は、まず「かなり中身の濃い、充実した議論ができた」と振り返った。
高市首相は、日中間の戦略的互恵関係と、建設的かつ安定的な関係を構築していくという大方針を確認したと明らかにした。
そして、「懸案や意見の相違があることは事実だが、だからこそ直接、率直に対話することが重要だ」との考えを示した高市首相。
沖縄県の尖閣諸島を含む東シナ海での中国の動向、中国によるレアアースの輸出管理、中国での日本人拘束などへの懸念や、中国に在留している日本人の安全確保といった日本側の懸案を、習主席に対し「具体的に、もう率直に申し上げた」と、力を込めて述べた。
また、地域情勢についても、南シナ海での中国の活動に加え、言論弾圧や人権侵害が国際社会から指摘されている香港や新疆ウイグル自治区などの状況に対する深刻な懸念を表明するとともに、拉致問題を含む北朝鮮情勢等についても意見交換を行ったという。
さらに、高市首相は日中間の貿易問題について「日本産の水産物や牛肉の輸入再開、10都県産品の輸入規制などでも前向きな対応を求めた」と述べた。
一方で、「具体的に、もう率直に申し上げた」ことへの習主席の反応については明かさなかったが、日中間での重層的な意思疎通を行う重要性を確認し、なるべく早い適切な時期に日中韓サミットを開催することで一致したという。
高市首相は、「懸案があるからこそよく話をする、双方の利益となる協力は進めていくという姿勢で、今後も習近平主席と対話を重ねていきたい」と述べ、中国との関係構築の第一歩となる会談の成果をアピールした。


























