きのうは朝からけっこうひどい雨なのでおとなしく家にいようかと思ったが、観たい映画がひとつ。GWには混むだろうし、思い切って観に行くことにした。以前他の映画を観た時、予告編で知って観たいと思ったのが「オーケストラ」。全編流れるチャイコフスキーバイオリン協奏曲。
映画解説を引用させてもらう。
「かつてボリショイ交響楽団の天才指揮者だったアンドレ(アレクセイ・グシュコフ)は、今はさえない劇場清掃員として働いていた。ある日、出演できなくなった楽団の代わりのオーケストラを探しているというFAXを目にした彼は、とんでもないことを思いつく。それは、いまや落ちぶれてしまったかつての仲間を集めて楽団を結成し、コンサートに出場するというものだった。
「ソ連時代の圧政で地位を奪われたロシアの元天才指揮者が、30年後の今、共に音楽界を追われた演奏家たちを集め、ボリショイ交響楽団に成り済ましてパリ公演を行う。そんなあり得ない展開なのに、ぐいぐい引き込まれ、クライマックスの公演では実話のごとく感じられ、深い感動に包まれるユニークな秀作だ。
「彼がソリストに指名したフランスの美女バイオリニストの因縁が絡む。そこには監督の巧みなミスリードがあり、公演はより劇的なものとなるのだ。 それぞれの思いが解き放たれ、ひとつになって飛翔するチャイコフスキーのバイオリン協奏曲は圧巻。疑問や謎が、同時にすべて明かされる演出も見事。監督は、人間の強さを軸に、忘れてはならない国家の罪を振り返り、今のロシアや東欧の危うさを笑い飛ばす。そのうえで、自由な心が集まって生まれる至上のハーモニーを魔法のごとく歌い上げた。」
座席指定できるのに目が悪くて「C」を誤って「G」と指定しまったら、後ろの方の席になってしまった。案の定前の男性の頭が両隣よりひとつ突き出ていた。字幕が画面の横ならだいじょうと思ったら、画面の下だった。英語なら多少見えなくてもわかるかもしれないが、ロシア語とフランス語なので字幕見ないとまったく理解できない。お隣の女性にひとつずれてもらってようやく観ることができた。とんだドジ。観終わって静かな感動を覚えた。音楽もとてもいい。久しぶりにいい映画を観た。皆さまにもお勧め!
写真は先日花の美術館へ一緒に行った奥様のお宅の玄関。