a0b599f9.jpg0fbe63a2.jpg日比谷公園を歩いて裁判所8階法廷隣りの待合室に着くと支援者がすでに来ていた。

尋問は午後1:40から。中国塗料社から総務部長と原さんに対する主尋問(自分の弁護士から尋問すること)と反対尋問(相手方弁護士からの尋問)。時間は約3時間。原さんの裁判を降りてしまった弁護士に困り、探していたところ幸運なことに元特捜検事、検事正で退官したO弁護士さんが着手金も取らずに受けてくださった。まさに捨てる神あれば拾う神あり、原さんは裁判には負け続けているが、幸運の持ち主。

裁判は中国塗料「船舶塗料データベース」が原さんが作成したものとする著作権者確認訴訟で控訴審第13回、被控訴人、控訴人双方の証人と本人尋問だ。場所は東京地裁、知的財産高等裁判所8階の法廷。原さんを応援する多数の傍聴者で傍聴席は埋まった。

O弁護士さんは原さんの案件を引きうけてまだ時間も経ってないのに見事に頭に叩き込み、尋問をなさった。「やめ検弁護士」(検事を辞めて弁護士になった人)と聞いていたので、刑事事件よろしくおまえがやったのだろう!!というようなすごい尋問を期待していたのだが、とても神士で、女性陣は「もっと期待していたのになあ」と勝手に言っていた。でもO先生、よくここまでやってくれたと思う。なにかあったら、お願いしたい弁護士さんだ。

裁判後法廷横の待合室でO先生から裁判の内容と報告。一生懸命やったが、予断を許さないだろう、と厳しいコメントが。でも先生よくやってくださった。原さんもがんばった。

原さんと男性支援者たちはグリーンハウスという日比谷公園内のカフェでお茶に出かけた。私たち女性陣は日比谷公園内にある松本楼でお茶。YAさんは赤ワインをオーダー。私とYOさんはケーキセットを注文。緑の公園を見渡せる静かないい店だ。私たちが帰る頃に原さんと男性支援者たちは私たちがいる松本楼へやって来た。これから飲んで食事という。原さんお疲れさま。準備書面を1ヵ月後に提出し、次回12月22日に結審し、年が明けて判決となるだろう。17年も続いた原さんの裁判もいよいよ終盤を迎える。彼の人生をかけた裁判だ。