二男は今朝早くビジネスで中国出張のため、出かけていった。

中国では尖閣領空を含めた防空識別圏の設定について、米政府も中国が東シナ海上空に防空識別圏を設定したことに関し、地域の緊張を高めるとして「強い懸念」を中国側に伝えた、とある。

邦人の中国訪問は控えた方がいい、というニュースもあり、中国と日本の緊張状態のこの時期に中国出張とは親としてはどうも心配だ。

行き先は広東省広州。私も数年前に帰化した中国人の友人と行ったことがある。彼女の実家が広州で彼女は厦門大学(あもいだいがく)を卒業している。

広州といえば、最近あった麻薬保持事件。

中国の広州で愛知・稲沢市の現職市議会議員が違法薬物を所持していた疑いで、中国の公安当局に逮捕されたと、人民網は15日報じた。

これによると、日本の愛知県稲沢市の桜木琢磨議員(70)が、広州白雲空港から違法薬物を所持した疑いで先月31日、公安に逮捕された。空港で発覚された時の薬物の量は3000グラム程度であった…

以前にも麻薬密輸で逮捕され死刑判決を受けた4人の日本人がいるが、いずれも実際に死刑執行されている。


そんな事件もあり、スーツケースに薬物を入れられないように、誰かから荷物を預からないよう、スーツケースを紛失しても代わりのスーツケースをあてがわれないよう、所持品はすられないよう、などなど、注意をたくさんして出かけて行った。

そうそう、前回彼の本社の社員が中国出張した時、つい夜ヒマなもので動画をダウンロードして見ていた。ホテルチェックアウトした時、100万円請求されたそうだ。びっくり仰天。本社が払ってくれて、首にはならず、平謝りだったそうだ。二男はその話をして気をつけなきゃ、と言って出かけて行った。中国はボッタクリ国家だから信用できない。危ないことはやらない方がいい。

北京に住む友人のOさんから最近起きた北京市の天安門前の車両突入事件や中国北部山西省、太原市にある共産党省委員会庁舎前でで起きた連続爆発事件などについて中国当局が情報を出さないため、教えてほしい、とメールが来た。さっそくいつくかの情報を集めて送った。

インターネットはつながらないよう当局が管理しているそうなのでメールに文面を貼りつけて送った。Oさん、ようやく全貌がわかったと喜んだ。

爆発事件についても同様送ってやったら、今度は送信できないと戻ってきてしまった。当局は相当情報管理をしていると見た。自由がない社会っていやだなあ、とつくづく思う。

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この写真は昨年Oさんが送ってきてくださった。1937年に当時の日本人によって作られた駅だそうだ。日本軍はどこにでも立派な建物を作る。


当ブログ2012年4月26日「戦時中日本人が中国に作った駅」と題して書いている。
http://blog.livedoor.jp/remmikki/archives/2012-04-26.html

二男の中国出張からこんな話につながった。

会社もなんでこんな時期に中国出張をさせるのか、今週末無事帰国できるよう祈るしかない。