ドイツ人のユダヤ人に対する残酷さは目を覆いたくなるほど。
第二次世界大戦末期、アウシュヴィッツ強制収容所から脱走した2人の若いユダヤ人がアウシュヴィッツの実態を告白したレポートを提出し、それによって12万人のユダヤ人の命が救われた実話の映画化。第93回アカデミー賞国際長編映画賞スロバキアの代表作品に選出された。
(Wiki)
この映画はアウシュビッツ強制収容所から脱走し、生き延びた2人の男性がつづった報告書をもとに描かれた映画『Auschwitz Report(原題)』。
スロバキアのユダヤ人ルドルフ・ヴルバとアルフレッド・ヴェッツラーの2人は、1944年4月にアウシュビッツから脱出。その後、33ページに及ぶ報告書を記した。そのレポートにより、12万人のユダヤ人の命が救われた。
働ける男たちは強制労働を強いられるが、女子供や体の弱い男たちはガス室に送りこまれる。
この実態をなんとか西側諸国に報せたい一心でふたりの収容者たちが脱走を試みる。
当然このふたりが所属していたグループは連帯責任を問われ、酷寒の中、食事も眠ることも許されず、収容所前に立ったまま3日間も問い詰められる。
脱走したふたりは3日間、板が積んである下のわずかな隙間に潜み、シェパード犬を連れたドイツ軍人が彼らを探すシーンはハラハラドキドキ。
ようやくことが収まった様子を見て板をどけようとするがさらに上に板を積んでしまっていてなかなかどけられず、外に出られない。外に出ても監視員がおり、どうやって鉄条網の外に出るのか、これもハラハラドキドキシーンが続く。
映画『アウシュヴィッツ・レポート』予告編 (1:48)
507,763 回視聴
2021/05/27
https://www.youtube.com/watch?v=uODr_CCuvPI
解説:
アウシュビッツ強制収容所を脱走した2人の若いスロバキア系ユダヤ人のレポートによって、12万人のユダヤ人の命が救われた実話を映画化した人間ドラマ。
第2次世界大戦中の1944年、ユダヤ人が収監されたアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所で、過酷な労働を強いられて殺害される人々の遺体記録係をしているスロバキア人のアルフレートは、ナチスドイツによる、その残虐な行為の証拠を持ち出し、有力者に届けるために脱走を企てる。
協力した仲間たちは「正直に話せば全員宿舎に戻れるんだぞ」と執拗に拷問されるが、アルフレートたちはホロコーストの真実を世界に伝えるため国境を目指す。
奇跡的に救出された2人は、赤十字職員にアウシュビッツの実態を告白し、レポートとして提出するが……。
脱走する2人を「オフィーリア 奪われた王国」のノエル・ツツォル、新人のペテル・オンドレイチカが演じるほか、2人を救済する赤十字職員役を「ハムナプトラ」シリーズのジョン・ハナーが演じる。第93回アカデミー国際長編映画賞のノミネート作品選考に際し、スロバキアの代表作品に選出された。
(映画.com)

監督: ペテル・べブヤク
キャスト:
- アルフレート・ヴェツラー:ノエル・ツツォル
- ヴァルター・ローゼンベルク:ペテル・オンドレイチカ
- ウォレン:ジョン・ハナー
- ラウスマン伍長:フローリアン・パンツナー
- コズロフスキ:ヴォイチェフ・メツファルドフスキ
- ヘルシェク:ヤツェク・ベレール
- パヴェル:ヤン・ネドバル
- クヅク:ラース・ルドルフ
- マルセル:ミハル・レジュニー
- ジュゼク:カミル・ノジンスキー
- カツマレク:アレクサンデル・ミンツェル
- アダメク:クサヴェリ・シュレンキエル
原題: The Auschwitz Report
製作国: スロバキア・チェコ・ドイツ合作
製作年: 94分
上映時間: 94分
上映館:
https://eiga.com/movie/94365/theater/
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