竜巻を止める技術は現在はまだないようだが、竜巻が起こるオクラホマ州で若者たちが竜巻に立ち向かう姿を描いたアクション・アドベンチャー映画。
パニック映画というが、それだけではないかも。
竜巻から逃げるには地下に入らないと逃げられない。建物ごと、車ごと吹っ飛ばされる。
日本なんか一般家庭には地下室がないから逃げ場がない。
タイラー演じるグレン・パウエルが最初はチャラい男だなあ、と思ったが、なかなかいい男ではないの。この人、トム・クルーズの「トップガン」に出ていた俳優だったのか。
『ツイスターズ』(原題:Twisters)は、2024年公開のアメリカ合衆国のパニック映画。竜巻の恐怖を描いた1996年の映画『ツイスター』の続編。
(Wiki)
撮影はどうなのか、調べたら、CGに頼らない実写の他に、製作陣による最高峰の“CG技術”を使った竜巻モンスターも見どころとなっている:
映像では、本作の壮大すぎる撮影の裏側が明らかに。「撮影をスタートするよ。風と雨の準備を」とスタッフの合図が送られると、巨大送風機による強風、カメラもびしょ濡れになるほどの大量の水、風とともに吹き荒れるセットなど、すべてをCGに頼らない“リアルかつ壮大な撮影”に果敢に挑むキャスト陣の姿が映し出される。
また“リアルな撮影”のみならず、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグと「ジュラシック・ワールド」製作陣による最高峰の“CG技術”を使った竜巻モンスターも見どころとなっている。
パウエルは「実写とCGの境目が全く分からないんだ」、ハビ役のラモスも「美術も特殊効果もすべてが卓越している」と絶賛。
劇中に登場する「ふたご竜巻」「MEGA竜巻」「火柱竜巻」など、圧倒的なパワーで襲い掛かる個性を持った竜巻モンスターの迫力にも期待してほしい。
(映画.comより)
「ツイスターズ」ロケ地は竜巻街道の中心、キャストが“何度も中断した撮影”語る
映画ナタリー 2024年8月10日 9:00
https://natalie.mu/eiga/news/585950
抜粋:
アメリカの“竜巻街道”の中心地であるオクラホマ州で撮影が行われた本作。映像には「天候の悪化で何度も撮影が中断した」と語るエドガー=ジョーンズや、撮影場所の空に稲妻が何度も走る様子を収録。パウエルは曇り空の下でも「最高の天気だね」と明るい表情で語り、「今まで雲について深く追求したことがなかった。それが本作の醍醐味だ。好奇心が刺激され、いつもの景色が違って見える」と撮影を振り返っている。
映画『ツイスターズ』本予告
(1:35)
https://www.youtube.com/watch?v=TSBN106kkzs
解説:
超巨大竜巻が多数発生したオクラホマを舞台に、知識も性格もバラバラな寄せ集めチームが竜巻に立ち向かう姿を描いたアクションアドベンチャー。
ニューヨークで自然災害を予測して被害を防ぐ仕事をしている気象学の天才ケイトは、故郷オクラホマで史上最大規模の巨大竜巻が連続発生していることを知る。彼女は竜巻に関して悲しい過去を抱えていたが、学生時代の友人ハビから必死に頼まれ、竜巻への対策のため故郷へ戻ることに。ケイトはハビや新たに出会ったストームチェイサー兼映像クリエイターのタイラーらとともに、前代未聞の計画で巨大竜巻に挑む。
「ザリガニの鳴くところ」のデイジー・エドガー=ジョーンズが気象学の天才ケイト、「トップガン マーヴェリック」のグレン・パウエルがストームチェイサーのタイラー、「トランスフォーマー ビースト覚醒」のアンソニー・ラモスがケイトの友人ハビを演じた。「ミナリ」のリー・アイザック・チョン監督がメガホンをとり、「レヴェナント 蘇えりし者」のマーク・L・スミスが脚本を担当。
(映画.com)
監督: リー・アイザック・チョン
キャスト:
ケイト・カーター デイジー・エドガー=ジョーンズ
タイラー・オーエンズ グレン・パウエル
ハビ アンソニー・ラモス
ブーン アンソニー・ラモス
原題: Twisters
製作国: アメリカ
製作年: 2024年
上映時間: 122分
G
上映館
https://eiga.com/movie/101637/theater/
Filmarksコメント抜粋:
https://filmarks.com/movies/114683
・ただの災害パニック映画じゃなくておもしろかったです。ユーチューバーズも実はちゃんとしてたし。命かかってるから、ほんとに良い子は真似してはいけません。
どんなことも子供のような思いつきや夢から始まることも多いから、諦めないで続けてほしいですね。
地震も怖いけどトルネードも怖い。災害シーンはつらいので、トラウマがある方は要注意です。
・すげぇ深刻な顔してんのに可愛いパジャマ着てて笑いそうになっちった。「こいつは実は良いやつ」とか「こいつは実は悪いやつ」とかキャラの描き方にブレがあるというか、ストーリーの都合に合わせてる感が否めなかった。三角関係も必要な要素だったのか…全体としては良質なエンタメだけどブチアガる場面もなく、ノイズだけが印象に残ってしまった。
・96年のツイスターは子供の頃に見たけど、ほとんど覚えてない。続編ってことで多少身構えたが、無問題だった。
竜巻をテーマにしたディザスター映画はちょくちょくあるけど、サイエンスとパニックのバランスでそれぞれに良さがある。本作は割とサイエンス寄り。キャラの濃い気象科学者たちvs竜巻という、珍しいマッチアップだけど熱いのバトルが繰り広げられる。
我が国が地震大国で、対地震技術が発達してきたように、彼の国も巨大竜巻と戦ってるんだなって、終わってからしみじみ思える作品だった。まぁ作品としてはそんな重い内容ではないんだけどね。
・今をときめくグレン・パウエルではなくて女性が主人公なのが驚き。この手の映画では珍しいと思うので新鮮で良い。最後に無理矢理くっつけなくてもいいかなとは思った。それと向こうの人は避難訓練とかしないのだろうか。竜巻の時はこの姿勢みたいな。観終わった後で4DXで観るべきだったとちょっと後悔。4DX行っちゃいそうな魅力はある良作。
・恐怖は立ち向かうのではなく、乗り回す。
逃げるでも、目を逸らすでもない。
無謀に闇雲に挑むのではない。
相手を良く見て、調べて、研究して、試行錯誤する。
その小さな積み重ねと、一歩を踏み出す勇気が、過去を乗り越える奇跡を起こす。
・巨大竜巻を題材にした災害パニック。ワーキャー騒いで逃げ惑うだけだと単調で飽きそうなところをキャラクターとストーリー展開で全く飽きない内容でした。グレン・パウエルの登場こそ「あれれ、ずっとこのまま?」でしたがいい役でかっこ良かったです。獲物を追うように竜巻を感で捕らえる主演二人を楽しめました。
・4DXで鑑賞して正解!映画館での大画面の迫力に、アトラクション要素が相まって大興奮。ストーリーもよくって、最後まで目が離せません。残り少なくなってきましたが、この夏劇場で観ることをおすすめします!
次ページに竜巻を計測する藤田スケールについて説明します。
藤田(F)スケールをご存じだろうか?
日本ではあまり知られてないが、アメリカでは有名。
藤田スケール(ふじたスケール、英: Fujita scale)または藤田・ピアソン・スケール(Fujita-Pearson
scale)は、竜巻(トルネード)の強さを評定するための尺度である。主に建築物や樹木などの被害状況に基づいて推定される。藤田スケールの公式な階級区分は、写真や映像を用いた検証のほか、状況に応じて、竜巻襲来後に地上に形成される渦巻き模様のパターン(サイクロイド状の跡)や気象レーダーのデータ、目撃者の証言、メディア報道や被害画像などを基に決定される。通称、Fスケール(F-Scale)とも呼ばれる。
(Wiki)
藤田(F)スケールとは、
(国土交通省 気象庁)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado1-2.html
竜巻などの激しい突風をもたらす現象は水平規模が小さく、既存の風速計から風速の実測値を得ることは困難です。このため、1971年にシカゴ大学の藤田哲也博士により、竜巻やダウンバーストなどの突風により発生した被害の状況から風速を大まかに推定する藤田スケール(Fスケール)が考案されました。
被害が大きいほどFの値が大きく、風速が大きかったことを示します。日本ではこれまでF4以上の竜巻は観測されていません。
藤田 哲也(ふじた てつや、英: Tetsuya Theodore "Ted" Fujita、1920年10月23日 - 1998年11月19日)は、日本・アメリカ合衆国の気象学者。
福岡県北九州市小倉南区出身。ダウンバースト(下降噴流)とトルネード(竜巻)の研究における世界的権威として知られ、その優れた業績から Mr. Tornado(ミスター・トルネード)、Dr. Tornado(竜巻博士)とも称された。また観測実験で得た難解な数式なども、見やすい立体図などの図解にしてしまうことから「気象界のディズニー」とも呼ばれていた。
福岡県と佐賀県県境にある背振山の米軍レーダーサイトにあったごみ捨て場から、シカゴ大教授のHorace Byersによる Thunderstorm Project のレポートを偶然拾った。同教授宛に自分の研究内容の一部を送付したところ、同教授から研究内容と才能を見出され同大学に招聘される。当時、藤田は脊振山で雷などの観測、研究を行うことがあった。
また、1975年にジョン・F・ケネディ国際空港でイースタン航空66便着陸失敗事故が発生した際、当初この事故はパイロットの操縦ミスが原因であるとの結論が出た。しかし、それに納得のいかなかった航空会社が藤田に事故原因の再調査を依頼した。これに関して藤田は、空港付近でごく短い時間に強い下降気流が発生したことを突き止め、その発生プロセスを解明し、旅客機の墜落はこのダウンバースト(下降噴流)に起因すると指摘した。
その後、ダウンバーストはドップラー・レーダーを使用することで、事前にある程度の予測が可能であることを立証し、世界各地の空港にドップラー・レーダーが配備されるようになった。
勲二等瑞宝章を受章。日本気象学会の最高の名誉である藤原賞を受賞。
(Wiki)
100ドルの研究がきっかけで、竜巻の「Fスケール」を考案した日本人の話
森さやか NHK WORLD 気象アンカー、気象予報士
2021/12/15(水) 18:12
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5eee3015818abfa1092bf58c5320f2693eb5fd69
抜粋:
18歳の時に最愛の父を亡くし、一度は職に就くことを考えたものの、才能を惜しんだ周囲の計らいで、助手として働きながら、現・九州工業大学に進学します。少ない費用で研究が出来るからと、1947年背振山の雷雲を分析したところ、当時まだ確認されていなかった下降気流を見つけました。哲也にとっては紙と鉛筆と100ドルほどの予算でできた発見でしたが、アメリカでは同じ発見をするのに200万ドルも、注ぎ込まれていたそうです。
この研究がシカゴ大学教授の耳に届き、1953年、手持ち金たった25ドルでアメリカに渡ります。慣れない英語に苦戦しながら、絵と地図でコミュニケーションを取りシカゴ大学で研究に励みました。多額の予算と最新鋭の装置をぜいたくに使って、彼の才能は一気に開花します。「メソスケール」という研究分野や、気象衛星の解析で頭角を現し、次第に認知されていきました。
そんな中、1957年にノースダコタ州ファーゴの竜巻大発生の被害地を調査し、精密な竜巻経路図を作成、アメリカ研究者も舌を巻く活躍を見せました。後年は、研究用の自家用ジェット機、通称「藤田ジェット」に乗って被害地に出かけていっては、独自の方法で竜巻を解析、次々と画期的な研究を行いました。そして1971年に、世界初の竜巻の指標「藤田スケール(Fスケール)」を発表します。
その後、ダウンバーストの発見で気象学のノーベル賞と呼ばれる世界的な賞を受賞、1998年にアメリカで惜しまれつつ亡くなりました。
下の表は、アメリカの現在版のFスケール、いわゆる「改良藤田スケール(EFスケール)」の詳細です。
全文は上記サイトへ。
コメント
コメント一覧 (2)
映画は見ていないので感想は言えないのですが・・・
藤田哲也博士のことを教えて下さってありがとうございます。
藤田(F)スケールも知りませんでした。
日本人は本当に優秀な人が多い!!と思います。
うぬぼれてはいけませんが、いろいろな面で欧米人にはない際立って優秀な人種だと思ってしまいます( ´艸`)
だから、日本人を潰そうと狙ってくるのですね。
広島、長崎に原爆を落としたあと、「次は何をしてやるか」と画策していた文章が残っているそうです。
アングロサクソンは正直怖いです(´;ω;`)
メギィーさん、
藤田哲也博士、すごい日本人がいたものです。
アメリカが200万ドルも費やした研究にたった100ドルでやってしまったとは日本人は優秀です。
だから日本人を潰そうとしている、狙われていますね。