2024年09月01日
映画 「幸せのイタリアーノ」
パラリンピックがパリで始まるが、相応しい映画かも。
一流シューズブランドの社長ジャンニは独身で女たらしの49歳。
片っ端から女性をナンパし、出会う女性たちを異なる名前と職業で口説いてはベッドに連れ込むプレイボーイ。
母親が亡くなり、葬儀を終えて母の部屋を訪れ、母が使っていた車椅子に腰かけて部屋の写真や残されたものを見ている時、隣人の女性がドアが開いていた、と入ってくる。
ジャンニはさっそくこの女性もナンパしようとするが、女性は介護の仕事をしている人。
車椅子に座っているジャンニを障害者と思ってしまい、ジャンニもそのまま障害者と偽る。
翌週彼女の実家に招待され、行ってみると美人の姉、キアラが来た。
その姉も車椅子、妹より姉の方に一目惚れしてしまい、ジャンニは車椅子の障害者としてどこまで嘘をつき続けるか?

映画 「幸せのイタリアーノ」 (2:39)
https://www.youtube.com/watch?v=t8bg-RqswlY
解説:
2018年製作のフランス映画「パリ、嘘つきな恋」をイタリアでリメイクし、プレイボーイの会社社長と車椅子に乗ったバイオリニストの恋の駆け引きを描いたハートフルなラブコメディ。
有名シューズブランドを経営する49歳のハンサムな独身男性ジャンニ。プレイボーイで女性を口説くためなら手段を選ばない彼は、新たなターゲットを誘惑するため車椅子に乗って憐れみを誘おうとする。障がい者に対して抱く唯一の感情が“憐れみ”であるジャンニだったが、車椅子テニスに情熱を注ぐバイオリニストのキアラと出会い、これまで経験したことのない感情に揺さぶられていく。
「シチリアーノ 裏切りの美学」のピエルフランチェスコ・ファビーノがジャンニ、「インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者」のミリアム・レオーネがキアラを演じた。監督は「これが私の人生設計」のリッカルド・ミラーニ。「イタリア映画祭2023」では「あなたのもとに走る」のタイトルで上映された。
(映画.com)

監督: リッカルド・ミラー二
キャスト:
ジャンニ ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
キアラ ミリアム・レオーネ
ピエトロ・セルモンティ
ヴァネッサ・スカレーラ
ピラール・フォリアティ
アンドレア・ペンナッキ
カルロ・デ・ルッジエーリ
ジュリオ・バーゼ
ピエラ・デッリ・エスポスティ
ミケーレ・プラチド

原題: Corro da te
製作国: イタリア
製作年: 2022年
上映時間: 113分
G
上映館:
https://eiga.com/movie/99143/theater/
Filmarksコメント抜粋:
https://filmarks.com/movies/109082
・『パリ、嘘つきな恋』のイタリアン・リメイク。オリジナルの主人公は憎めないプレイボーイって感じだったけど、こちらは変なギラつき方したオラオラ社長系で、ヒト・モノへの当たりが雑。口説く女も若い子ばっかで「嫌いだわー」と思いながら観てたんだけど……
結局、味付けが濃かった分、なんとなく美味しい料理食った気がして意外と満足。←バカ舌
・うーん、あんなに浮気者だった人が、、
特定の女性だけを一途に愛せるものなのか、、
人間そんなに簡単に変わらないから、ストーリーはよくても自分には腑に落ちない感じでした。
でも、ハンディがあると知ってても自分から離れない、毛嫌いしない人はたとえ浮気者でも誠実な人なんだと思う。
ありのままの自分を受け入れてくれる人に出会えたら人生がこんなにも輝くんだろうな。
・障碍は個性ということを頭では理解していても実際には憐みの目で見たり顧客として考えなかったりというのがまだ世間一般なのかもしれない。それをちょっとデフォルメするとジャンニになる。ジャンニ自体がおちゃらけていて、ひっかけた女性に合わせて名前を変えていたのは笑えました。しかも女性はある意味性欲のはけ口でしかなかったんじゃないのかなあ。仲間の奥さんをひっかけ総スカンを食っていたけど、ジャンニのそれまでの行いを見ていたらそうなることはわかっていた筈なので冗談でもそんなことをしゃべっては行かなかったよね。キアラにマジで惹かれていったジャンニの心理的変化は見ていて面白かった。そしてお金持ちは違うなあと思ったのはキアラを自宅のディナーに誘ったとき、床ごと沈下させて水を張ってプールにし浮いた状態で愛をかわすというシーン。ああいう家に住んでみたいものです。あれは「パリ、嘘つきな恋」ではなかったような気がする。イタリアのちょいワルおやじってちょっとカッコいいかもって思っちゃいました。
・軽薄で傲慢、女たらしの中年男性と、障害を持つバイオリニストの女性が織りなすラブコメディ。
主人公ジャンニはゲーム感覚で女性を口説き、遊ぶ日々を送っている。そんな彼が、車椅子の女性キアラと出会う。彼はいつものようにゲーム感覚で、さらには大きな嘘をつきながら彼女を口説いていくが、次第に彼女に対して特別な感情を抱くようになる。
ストーリーはよくあるラブコメだが、良い作品で楽しめる。
主人公は本当にクズのようなキャラクターだが、イタリア人が演じるとどこか可愛げがある(偏見かもしれないが)。もしこの映画の主人公を日本人が演じたら、嫌悪感の方が勝つだろう。
さらに、ジャンニが恋に落ちる車椅子の女性キアラはとても美しく、その生き方も魅力的である。
この春に東京から青森に移り、近所の古い映画館に通うようになった。情報を全く知らずにマイナーな作品を見るのは、宝探しのような感覚があり、とても楽しい。
・これって意外に良作では?
この時期に見るからかも知れませんが、ピエルフランチェスコ・ファヴィーニョさんがイタリア人のイメージそのままですんなり納得できてしまいます
是非、映画館で!
・イタリアの伊達男と言われて真っ先に思い浮かぶ様な風情の主人公ととんでもなく美人で肉感的なスタイルのヒロイン
兎に角主人公が金も地位もあるがクズ過ぎて
連む仲間も同様で、なんだかなぁ部分が変化していく様は定型的ではあるが、面白かった
ちょっとコメディ寄りなのも、深刻にならずに良し
街並みや家、部屋の調度など、目の保養
・いかにもイタリア人男性らしいオジサマ!ジャンニがやってしまったことは許されないけど、イタリアらしい陽気さがあって面白かった。ジャンニの心境の変化も丁寧に描かれていたと思います。そしてキアラと妹が美しすぎるのは勿論、衣装や街並みもオシャレで視覚的にも楽しめました。
・シンプルなラブコメとして楽しめた作品。ハンディキャップと健常者の壁を主眼にするならもっと深堀りする視点が大事なんだろうけど、そこを深刻にしすぎずエンタメとして昇華するスタンスは逆に真摯なんじゃないかな〜と思う。主人公は序盤がクズ過ぎて入れ込めなかったけど、周囲のキャラクターはみんな魅力的だった!
・みんな大好きロマンチック・コメディの新境地を開拓したと言ってもいい素敵なイタリア映画。誰でも口説きにかかることで世界的にも有名?なイタリア男の女癖の悪さを、これでもかという程までにデフォルメしたキャラクターの主人公。美女と見ればあらゆる職業になりすまし、あらゆる名前でオリジナルのストーリーを作り、とにかくやりまくるだけの日々。そんなどうしようもないチャラ男がまさかの恋に落ちた相手は、実は車椅子に乗る半身麻痺の美女。水中に浮いた2人のラブ・シーンは映画史に残るくらい最高に甘くロマンチック。永遠に語り継がれることになるかも。ラブコメ好きは必見です。
・王道のイタリアンラブコメ。男は最低、女性は絶世の美女。あんなことしておいて許されるんだ、と思ってしまうと見られない映画。
いや、ほんと50歳にもなってクズすぎるのだけど、イタリアだからなぁとも思ってしまった。
特にささるところはなかったけど、イタリアの風景や自宅内の家具などを見るのは、楽しかったし、なにも考えずに見るラブコメとしては楽しめた。