『十一人の賊軍』(じゅういちにんのぞくぐん)は、2024年11月1日に公開された日本映画。監督は白石和彌、主演は山田孝之と仲野太賀。PG12指定。本作はDolby Cinemaでの上映も実施。
1868年に起こった戊辰戦争のさなかで、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に渋々加入していた新発田藩の新政府軍への寝返りの史実をもとに、11人の罪人が藩の命令により砦を守る壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。
あまり知っている俳優は出ていなかった。
知っていたのは阿部サダヲくらい。
阿部サダオの演技が凄かったが、非情で卑怯な面もあり、同情は出来なかった。
映画『十一人の賊軍』 (1:27)
https://www.youtube.com/watch?v=Q6uSWD8fu2s
解説:
江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、11人の罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。「日本侠客伝」「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、「孤狼の血」「碁盤斬り」の白石和彌が監督、山田孝之と仲野太賀が主演を務めて映画化した。
1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人が、新発田藩の命運を握る、ある砦を守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。
山田孝之が、妻を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害して罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で決死隊として戦場に駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)を演じ、仲野太賀は、新発田の地を守るため罪人たちと共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎役を務める。彼らとともに決死隊となる罪人たちを尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力が演じ、そのほかにも野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲら豪華キャストが共演。
監督: 白石和彌
キャスト:
山田孝之
仲野太賀
尾上右近
鞘師里保
佐久本宝
千原せいじ
岡山天音
松浦祐也
一ノ瀬颯
小柳亮太
本山力
野村周平
音尾琢真
ゆりやんレトリィバァ
田中俊介
松尾諭
柴崎楓雅
佐藤五郎
吉沢悠
駿河太郎
松角洋平
浅香航大
佐野和真
安藤ヒロキオ
佐野岳
ナダル
木竜麻生
長井恵里
西田尚美
玉木宏
阿部サダヲ
製作国: 日本
製作年: 2024年
上映時間: 155分
上映館:
https://eiga.com/movie/101822/theater/
Filmarksコメント抜粋:
https://filmarks.com/movies/116815
・歴史には表に出ないヒーローがいる。
11人のヒロイズムに気持ちよく酔えた。
家老が独断で藩の命運をにぎり、また、新政府軍も同盟軍も下卑たヤカラ風情だし、罪人たちこそ真っ当にみえる。
利用するだけ利用して都合が悪くなるとポイ捨て、いつの時代もあおりをくうのは末端の弱い者たちだ。
現代の社会と通じる部分もあって、古さを感じさせない幕末映画だった。
これを撮った白石和彌監督は、そのうちハリウッドから招聘されるのではないか。国際的に評価されてほしい映画監督だ。
「ノロ」を演じた佐久本宝さんの助演の力は特筆すべきでしょう。
・グロテスクなシーン多め
山田孝之がどこまでも泥くさくてよい
衣装、小道具特殊メイクも見応えあり
・予告編から期待はしていたが、期待以上の面白さとアクション!
「虎狼の血」白石監督の為、グロさもほんとに期待通りの血の吹き飛びよう笑
北野武監督作品「首」と似ている面もありつつ、犯罪者集団平民“賊軍“が立ち向かう姿は正義感ある眩しいカッコ良さがみえる。
そして主演の山田孝之は言わずもがな、W主演に抜擢された仲野太賀!!彼の代表作になったと言っても過言では無いほどカッコよかった!惚れた!クランクイン前から稽古をつけて練習したという剣裁きに見事なまでに圧倒された。
ラスト15分。目が離せなかった。
阿部サダヲの目が笑ってない感じの不気味さ、芸人組の演技も光っててよかったな。
・タイトルの回収が良かったです。
見る者の顔を引き攣らせる見事なバイオレンス時代劇でした。もったいぶらずにポロポロと敵味方の指が落ちるので実際もこんな感じなのだろうな、と感じずにはいられません。
音の迫力も凄まじく、特に何度も起こる爆発に関しては映画館に響き渡るんじゃないかと思いました。
各キャラクターの個性も尖っていて大人しく死ぬような人が居ないので見応えがありました。
・2時間半がこんな短く感じたの初めて。めっちゃ面白かった。
白石監督では孤狼の血以来の傑作じゃない?
マッドマックス並みにずっとアクション。
容赦ない爆発、容赦ない首チョンパ。
まさに映画館で観るべき作品。
映画館で観る時代劇は臨場感抜群で良いなぁ〜。阿部サダヲが怖過ぎ注意。
・白石監督は音尾さんを殺すの好きだな。
賊たちやったれやったれー!という気持ちで見てた。長いけど面白い。
山田孝之が火薬玉放るのアツかった。
爆弾好き、殺陣好きは見たほうがいい。
・タイトル通りでしたね!
最後のシーンでしっかりと回収してる。
そゆ所、僕は好きですね〜。
鷲尾がめっちゃカッコよかった。
戊辰戦争が真っ只中に新発田藩は
新政府か旧幕府、どちらに就くのか?
家老・溝口の思惑がね、恐ろしいの。
これを阿部サダヲが演じているので
非常にマッチングしてるんですよ。
表情とか目力も、本当に幕末の人でした。
変な役と悪い役は適任ですね笑
賊軍達はそれぞれ個性的で、
めちゃ小さい砦を必死で守っていく!
環境を利用しての反攻と侍ならではの刀戦い。
あの爺さんカッコよかったな。
爆発とか凄かったです、耳がはち切れる👂
生き残る必死さを感じました。
ゴア描写も丁度良いです。
最後は何とも言えない終わり方かもですが
総合的には満足出来た映画です
・歴史的背景が詳しくない身としては、やや関係性や事情が分かりにくかった。
ただそこは白石監督作品。
時代劇なのにやっぱり白石監督らしさがある、重厚なバイオレンス描写のある映画で面白かった。
首はもちろん、手首や指が吹っ飛んだり、血しぶきがすごい。
150分超えの尺でなかなかに長いんだけど、孤立無援の状態でどう賊軍は乗り切るのか気になる展開と、キャラクターも個性的なので、そこまで長さは感じなかった。
中盤の煙作戦はなかなか秀逸。
豪華な出演者の中、仲野太賀が光ってた。
やっぱり上手いんだよな。
終盤のシーンで、ようやくタイトル回収。
鷲尾の死に物狂い感があって熱くかっこいい。
残念だったのが、全体的に夜のシーンが多くて、画がかなり暗い。
なので、戦闘シーンも時折これ誰?という見にくさがあった。