次期大統領となるトランプ氏が次々と重要な人事を発表している。

順番に紹介していきたいが、きょう報道されたマルコ・ルビオ氏を国務長官に指名するらしいということは喜ばしいことだ。
当ブログでも2014年にルビオ氏を紹介している。
2016年に大統領選に出たが、共和党の指名候補でトランプ氏に敗れている、将来の大統領候補でもある。
ルビオ氏は白人社会のWASPではない。両親はキューバの移民二世。

WASPとは、
WASP(ワスプ、WASPs)とは、ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタントの略称(アクロニム)で、白人のアメリカ人プロテスタント、かつイギリス系の上流階級を指す。WASPエリート集団は、アメリカ合衆国の歴史の大部分において米国の社会・文化および政治を支配し、婚姻・相続及び縁故主義を通じて諸分野を寡占した。富裕層としてのWASPの社会的影響力は1940年代以降減少したが、この集団は以後も一部の金融および慈善分野と政治を支配している
(Wiki)
かつては米社会の主流をなしていた。

2014年に来日し、当時の安倍総理にも面会している。
ルビオ氏は中国や韓国より日本を重視している点でも心強い米共和党議員である。
ルビオ、マケイン両議員とも、尖閣諸島について施政権だけでなく領有権が日本にあると明言する点である。中国の主権主張は不当だと公式の場でも発言する。領有権では立場を示さないという
オバマ政権とは決定的な違い。


トランプ氏、国務長官にルビオ上院議員を起用へ=関係筋

ロイター 20241112日午後 12:23

https://jp.reuters.com/world/security/AIZMKHVXRJLG3CYHEJNW6DMBMU-2024-11-12/



ロイターマルコ・ルビオ
 

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は11日、トランプ次期米大統領が共和党のマルコ・ルビオ上院議員(写真右)を国務長官に起用すると報じた。11月4日、ノースカロライナ州ローリーで撮影(2024年 ロイター/Jonathan Drake

 

[ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 11日 ロイター] - トランプ次期米大統領が共和党のマルコ・ルビオ上院議員(53)を国務長官に起用する見通しであることが、関係筋の話で11日明らかになった。最終候補の中から最も強硬派を選んだ格好となった。

就任すれば初の中南米系の国務長官となる。

ルビオ氏はかねてから米国と地政学的に敵対関係にある中国やイラン、キューバなどに対し強硬な外交論を唱えてきた。

ウクライナ情勢に関しては最近のインタビューで、ロシアに占領されている全ての領土を奪い返すことに注力するよりも、交渉による解決を目指すべきだと指摘。

4月に議会が可決した950億ドルの対ウクライナ軍事支援の法案に反対票を投じた共和党議員15人の一人でもあった。

トランプ支持派の一部は、同氏の外交姿勢と矛盾する立場を最近まで取ってきたルビオ氏の起用を疑問視する可能性がある。ルビオ氏が1期目のトランプ政権時に、北大西洋条約機構(NATO)脱退に上院の3分の2の賛成という要件を設け、ハードルを高くする法案の共同提案者になった経緯がある。

 

 

トランプ氏 国務長官に対中強硬派のルビオ氏と複数のメディア  (1:41)

NHK 20241112 1541

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241112/k10014635971000.html



NHKマルコルビオ
 

アメリカ大統領選挙で勝利した共和党のトランプ氏は、外交を担う国務長官に、対中強硬派として知られるルビオ上院議員を指名する方向で検討しているとアメリカの複数のメディアが伝えました。また、安全保障政策担当の大統領補佐官にはウクライナへの軍事支援に否定的なウォルツ下院議員を起用する方針を固めたということです。

有力紙、ニューヨーク・タイムズなど複数のメディアは11日、関係者の話として、トランプ氏がフロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員を次期政権の国務長官に指名する方向で検討していると伝えました。

 ルビオ氏は、中国やイランに対する強硬派として知られ、今回のアメリカ大統領選挙では一時、トランプ氏の副大統領候補としても名前が挙がりました。

 ただ、このうちニューヨーク・タイムズは、トランプ氏の意向が変わる可能性も残されていると伝えています。

 

マルコ・ルビオ氏とは

マルコ・ルビオ氏は、両親がキューバ人の移民2世で、南部フロリダ州選出の上院議員を務めています。

 2016年の大統領選挙では共和党の候補者指名争いでトランプ氏に敗れましたが、「若手のホープ」として注目を集め、党内で将来を期待されてきた人物です。

 外交政策では、中国の人権問題を強く非難するなど、対中強硬派として知られ、中国から軍事的な圧力を受ける台湾を支援する姿勢を示しています。

 また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐっては、トランプ氏と同様に、交渉を通じた解決を目指す立場です。

 今回の大統領選挙で、ルビオ氏はトランプ氏を支持し、一時、副大統領候補としても名前が挙がっていました。

 しかし、時にはトランプ氏の主張とは一線を画す姿勢もみせ、アメリカの大統領が議会上院の事前の同意なく、NATO=北大西洋条約機構から脱退することを禁止する法案をまとめ、成立させました。

 ウクライナへの支援をめぐり、トランプ氏がNATO加盟国への不満をたびたび口にする中、トランプ氏が大統領に返り咲いても、独断でNATOから脱退できないよう歯止めをかけるものだとして注目を集めました。



国務長官に対中強硬派トランプ政権の顔ぶれ明らかに ウクライナ侵攻の終戦案浮上

テレ朝ニュース 2024/11/13() 1:39

https://news.yahoo.co.jp/articles/8dc8acbe4c9a5e90d9ec115741815d3dae79e837



抜粋:

ルビオ上院議員(2021年・米上院外交委員会) 「『中国が豊かになればアメリカに考えが似てくるだろう』この誤った認識を、共和党と民主党は、20年間も共有していたが、知的財産などを盗まれ、みんなが目を覚ました。わが国で大学生を諜報活動に使い、研究成果を盗み去った。貿易の不正は言うに及ばない。少数民族を強制労働に送り、アイデンティを消し去る再教育まで行っている」

 中国にとって一番触れられたくない人権問題まで持ち出し、強制労働によって作られた製品の輸入を禁止する法案を提出したのがルビオ氏です。中国政府から制裁をかけられていて、入国禁止の状態が続いています。

 



2014年に来日したルビオ氏: 

 

外務省

ルビオ米上院議員(上院外交委員会東アジア太平洋小委員会筆頭委員)による安倍総理表敬

平成26121

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/page4_000348.html

 

 

BefMlbVCEAA1DjE

 


2014年に当ブログでもルビオ氏のことを書いている:

2014/3/16

次期米大統領候補、マルコ・アントニオ・ルビオ氏とは

https://remmikki.livedoor.blog/archives/2014-03-16.html