2025年01月26日
映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
この映画は、1970年代から1980年代を舞台に、気弱で繊細だった20代の青年実業家ドナルド・トランプがマッカーシズムで悪名を馳せた弁護士ロイ・コーンと出会い、一流の実業家へと育て上げられた末に、コーンの想像を超える怪物へと変貌を遂げていく姿を描いた作品でなかなか興味深い内容だった。
若き日のトランプ氏を演じるセバスチャン・スタンがなかなかな好青年で、だんだんと現在のトランプ氏に似ていく過程が面白い。
気弱な青年が今のトランプさんになっていく感じがよく描かれている。
トランプ氏に影響を与えたという弁護士,ロイ・コーン役のジェレミー・ストロングの演技も見事だった。
この映画の監督はイラン人とのこと、だからアメリカ人では踏み込めない範囲まで描けることが出来たのかも。
タイトルにあるアプレンティス(Apprentice)は見習い、徒弟、初心者、実習生などの意味がある。
この映画の上映にトランプさん自身大反対し、訴訟を起こすとまで騒いだそうだ。
初公開後、トランプ陣営は、この映画が名誉毀損にあたり虚偽の内容だと主張し、訴訟を起こす計画を発表した。しかし、アッバシ監督はトランプと映画の内容について対話する機会を望んでいる。
見応えのある映画です。トランプさんファンは必見!

映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』トランプの名言連発!特別映像 (1:29)
https://www.youtube.com/watch?v=3P4y6Ni3BWQ
解説:
「ボーダー 二つの世界」のアリ・アッバシ監督が「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタンを主演に迎え、実業家で第45代アメリカ合衆国大統領として知られるドナルド・トランプの若き日を描いたドラマ。成功を夢見る20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて驚くべき変身を遂げ、トップへと成りあがるまでの道のりを描く。
1980年代。気弱で繊細な若き実業家ドナルド・トランプは、不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ破産寸前まで追い込まれていた。そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う。勝つためには手段を選ばない冷酷な男として知られるコーンは意外にもトランプを気に入り、「勝つための3つのルール」を伝授。コーンによって服装から生き方まで洗練された人物に仕立てあげられたトランプは数々の大事業を成功させるが、やがてコーンの想像をはるかに超える怪物へと変貌していく。
弁護士コーン役に「ジェントルメン」のジェレミー・ストロング。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
(映画.com)


監督: アリ・アッバシ
キャスト:
演 - セバスチャン・スタン
演 - ジェレミー・ストロング
演 - マリア・バカローヴァ
演 - マーティン・ドノヴァン
演 - チャーリー・キャリック
演 - キャサリン・マクナリー

1982年、ルーマニアのコンスタンツァで生まれた。8歳の時、母親はウィーンに移り、ピアニストとして雇われる。4年後、スタンが12歳の時、母親がアメリカ人と再婚するのに伴い、私立学校の校長を務める義父のいるニューヨーク州ロックランド郡に移住する。
ロックランド郡立学校に通っている間に、スタンは、メアリー・チェイスの戯曲『ハーヴィ』、エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』、ミュージカル『リトル・ショップ・オヴ・ホラーズ』、『オーヴァ・ヒア!』、『ウエスト・サイド物語』などに出演していた。
また、ロバート・ダウニー・Jrやナタリー・ポートマンらが参加していた俳優養成キャンプの「ステージドア・マナー・サマーキャンプ」に参加。この際多くの作品に出演した事が、本格的に俳優を目指すきっかけになった。この後、舞台芸術のプログラムを大学で受講するためいくつか応募したところ、ラトガーズ大学のメイソン・グロス芸術学部に入学を認められ、受講している。この入学が契機となって一年間、イギリス、ロンドンのグローブ座で演技を学ぶことになった。
(Wiki)

原題: The Apprentice
製作国: アメリカ
製作年: 2024年
上映時間: 123分
R15+
上映館
https://eiga.com/movie/101545/theater/
Filmarksコメント抜粋:
https://filmarks.com/movies/117555
・重要なのは勝つこと
それだけさ
若き頃のドナルド・トランプを描いたドラマ作品
トランプは、不動産会社を営む父の会社が訴訟を抱えて窮地に立たされていた
そんな時に出会うのが、弁護士のロイ・コーンであった。彼はトランプに多くの影響を与え…
ドナルド・トランプが大統領に就任し、彼の政策に影響を与えた背景が学べる作品
「勝利」を宣言し、自身の非を絶対認めないところとか大いに影響をロイ・コーンから受けてそう。
よくアメリカで公開できたと思う。なかなか配給会社が決まらなくて苦労したらしい…
・若きトランプがウブな坊ちゃんから怪物へ変貌していくまでの伝記。
ドキュメンタリーかと思わせる画角と画質、なによりセバスチャン・スタンの役作り。
この男まだまだ生きてるどころか大国のトップに舞い戻ったばかり。今後、自分の掲げるルールでどんな攻撃を繰り出すのか。
・大統領に返り咲いたトランプの
やや控えめな青年期から
毀誉褒貶の激しい
アクの強い実業家になる過程を
描いた物語
トランプのメンターとして
ロイ・コーンなる男が登場するが
コーンは赤狩りの際に
検事として多くのコミュニスト
(もしくはそう決めつけられた者)
を公職追放した弁護士で
トランプと邂逅した頃は
政財界の人脈を活かして
羽振の良い暮らしをしていた
そのメンターの教えを守ったトランプは
コーンよりさらに悪辣に振る舞い
今の地位まで上り詰めることになるのだが
この作中で語られるのは
80年代までの姿である
アメリカを舞台にしているが
監督はイラン人で
制作には欧州の資本も入っており
純然たるアメリカ映画ではない
むしろアメリカではなかなか
ここまで踏み込んだものは
作れないかもしれない
主演のセバスチャン・スタンは
初めはそうでもないけど
段々トランプに似て見えてくる
またジェレミー・ストロングも
怜悧で酷薄なようで
近しいものには献身的な面もみせる
不思議なコーンの人格を
見事に演じている
そうした俳優陣の働きに
テンポの良い展開も手伝って
社会的な意義と娯楽の両立した
見応えのある作品に仕上がっている
・あのセバスタがトランプにしか見えなくなっていく魔法にかかりました笑
人間って環境でこんなにも変わるんだなぁ。
ロイコーンやばいと思ってたら、トランプがその上をいくやばい人間になってた。
どこまでが真実かはわからないけど。
ドキュメンタリータッチなカメラアングルや、それぞれの時代に合わせた画質が
よりリアルさを演出してて良かった。
・トランプ20代半ばから40歳くらいまでの伝記的映画なんですが、そのトランプより、ロイ・コーンのキャラクターの濃さにびっくり!しました。
映画でもちょっと触れられていますが、赤狩りの急先鋒の人物ですので実際にもあんな感じで強圧的だったんでしょう。
3つのルールなんてのが出てきますがなんだかつまらない3つです。
現実のドナルド・トランプ大統領が言う「辞書の中で最も美しい言葉は関税だ Tariff is the most beautiful word in the
dictionary.」とか「掘って、掘って、掘りまくれ We will drill, baby, drill.」の方がインパクトがあります。
褒められませんけど。
「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」
https://movieimpressions.com/the-apprentice/
・「アプレンティス」は見習い、従弟という意味だけど
サブタイトル的に続く「ドナルド・トランプの創り方」このタイトルは上手いな
野心に燃える青年トランプが
悪名高き弁護士ロイ・コーンの教えからトップへと登り詰める過程が映画の主だけど
ゲイである悪名高き弁護士ロイ・コーン
この人の生涯も作品として観てみたいな
・リアルすぎてドキュメンタリーみたいだった。最後のシーンなんて、え?本人?って思うくらい似てた。トランプ大統領の人格が形成されてく過程を観れて面白かった。
・面白かった。怖かった、ホラーとして受け止めた。ドナルド・トランプが出来上がるまでの話だし、アメリカが彼に2回目を与えた理由の話でもあった。セバスチャン・スタンすごいな、どんどん今のトランプになっていった
・これほど面白いのに、上映館が少ないし、日々縮小していくのはなぜなのか不思議です。アメリカでの評判が気になりますが、トランプ本人はこの作品を酷評していると聞きました。ということは史実に近いのでしょう。師匠のロイ直伝の3つのルールを知ると、どのように気弱な若きトランプが別人のように変貌して行ったかがわかります。
奥さんのイヴァナが描き方が好意的なので、とても明るく利発でチャーミングな彼女に癒されました。
・途中から本物のトランプに見え出す謎の現象
確かにブラック版グッドウィルハンティングというのも納得。倫理観や善意などを引き換えに勝利と金に貪欲になっていくドナルド・トランプに見応えあり。政治や思想が特別全面に出ている作品ではないので万人にオススメできます。今後のアメリカ情勢に注目することになる1作です。
・「人間像を描く」という点で秀逸な作品だ。
細心の映画作りでそれをやり抜いている。
とかく奇矯な行動をとるドナルド・トランプ氏だが、
これを見ると少し理解できるように感じる。
このような人物にこれ以上の力を持たせないためにはどうすればいいか。
この映画にはヒントがあると思う。
10年、20年経ってこの作品はどう評価されるだろう。
今を生きる我々にとって必見の一作だ。
・気弱な坊ちゃんが弁護士のロイ・コーンを味方にして力をつけて行く様。気弱と言ってもそれなりに野望や闘争心はあって、そこにイケイケのコーンが現れて変な化学反応が生まれてしまった感じ。セバスチャン・スタンは違くないか?と思ったが、まさにそれが狙いかのようにみるみるトランプになっていったのはお見事。ジェレミー・ストロングはSuccesionのケンダルよろしく権力者の栄枯盛衰演じていて素晴らしかった。2人ともオスカーノミネート祝!それにしても現職の大統領をこんな風に描いた作品を公開できるって色んな意味ですごいなアメリカ。思わず就任式で頭皮とお腹を見てしまった。
・「へ〜トランプの映画」程度の興味だったのが、それがアリ・アッバシ監督作品となるとこれは必見!となり鑑賞。イラン人監督の目線で描かれるトランプという「怪物」誕生の物語。
これがアメリカ人監督ならここまでドライな目線で描けてないはず。己の"過ち"や"敗北"を決して認めない、鬼メンタルの理由がここに。冒頭のパンクの曲(Anti, Anti, Anti)が渋すぎてマジ最高!!
・トランプの骨格がこうやってできあがったというお話。なるほど ロイ・コーンという弁護士の薫陶を受け、レーガンの模倣でできあがったのか。それでも大統領になってからの無双ぶりとはまだほど遠いな。
映画「アプレンティス」で見るトランプ氏 力の源【日経モープラFT】 (5:20)
テレ東BZ 2025/1/17
https://www.youtube.com/watch?v=JbGVAC7ipsU
セバスチャン・スタン、 “偽善者”トランプに苦言:「本当にこの人物を国のリーダーとして信頼できますか?」
The Hollywood Reporter 2024/10/16(水) 19:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/61855da7befadeede4be1cb80e44cdaf0e4544ff
この映画に対するトランプの投稿:
「私について書かれた、『アプレンティス』(その名前を許可なく使う権利があるのだろうか)と呼ばれるフェイクで品のない映画は、”爆死”するだろう。これは、2024年の大統領選挙の直前に、わが国の歴史上最も偉大な政治運動を傷つけようとする、安っぽく、中傷的で、政治的に嫌悪感を抱かせるひどい仕打ちだ」と、トランプは投稿した。
シャーマンはTHRにこう語った: 「トランプが暴言を吐いたのは、驚くことではない……映画を見ただろう、ロイ・コーンが彼に教える最初のレッスンは、”攻撃、攻撃、攻撃”だ。だから、トランプは映画を見ていなくても、明らかに映画の中のルールに従っている」 『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は、5月のカンヌ国際映画祭でのプレミア上映後、絶賛され、8分間のスタンディングオベーションを受けた。
この記事へのコメント
こんばんは!
警察官ゆりさんの動画からです。
早送りして、大雑把に視たものなので、その辺はご承知おきください。
・トランプ氏がビル・ゲイツと3時間も密談していた。
・その後のコメントが「mRNAワクチンのサポートを
したい」というものだったΣ(・□・;)
・RFKが活動するために選んだ人2名をトランプがビル
・ゲイツと密談のあと辞めさせた。(追放した)
・サーベイランスプログラム(市民を監視するプログ
ラム)を推している。
以上なのですが、イバンカさんのご主人の最近の発言にもちょっと?と思うものがありました。
なお、西尾幹二氏のWill続きはもう少しあります。
最後までお届けしますので、もう少しお待ちくださいませ( ´艸`)
メギィーさん、
トランプさんの雰囲気がよく出てました。
そうですね、国のトップに相応しい貫禄と美形、日本は総理大臣も天皇皇后も???
恥ずかしいです。
見てくれ大事ですよ。ハンサムでなくても品性があればね。
トランプ情報、少しづつ疑問も出てきているようです。
ヘアースタイルだけでも、一挙にトランプ氏らしい雰囲気が出るもんですね。
国のトップに相応しい貫禄と美形を持っていることが羨ましいです。
イシバは本当に恥ずかしいです。
ハンサムじゃなくても品性があればあそこまで落ちぶれて見えないはずです。
見てくれは大事です。特に国の代表があれじゃ日本のイメージだだ下がりです。
警察官ゆりさんがちょっと気になるトランプ情報を発信されてました。
朝は早いのでまた・・・
電気うなぎさん、
はい、イケメンです。
この映画のトランプさんがとても可愛い。
彼の父親が不動産で成功したのでNYで継いでさらに成功しました。
ちょうど私がNYに住んでいた頃に重なるのでなつかしく観ました。
トランプ一族の皆さん、イケメン、美人ばかりなのでケネディ家にも似ているかも。
記事のアップありがとうございました。
若い頃のトランプさん、イケメンでしたね。
切り札(トランプ)としてダイヤのAをかざすポーズで雑誌に載ったのを見ました。
ハートのAやスペードのAではなくダイヤのAというのが、実業家らしいです。
ヒストリーチャンネルでチラ見したのですが、ゴールドラッシュの時代に祖父がドイツから移住し、砂金を採る人たち向けのレストランで財を成したそうで、しかし、死後に遺族たちは苦労したそうです。
それでもトランプさんの父親は不動産業で頭角を現したそうなので、才覚は遺伝したようですね。
一族で政治家になったのはドナルド・トランプが最初だと思いますが、トランプ家はちょっとケネディ家に似ている…かな?
ある意味、納得!