2次世界大戦末期の1945年。ドイツ北部のアムルム島に疎開していた12歳の少年ナニングは、戦地から戻ってこない父に代わり、農作業を手伝い家族を支えている。そんなある日、妊娠中の母ヒレが、心酔するヒトラーの訃報を受けて絶望し、心身ともに崩壊してしまう。生気をなくし食事を拒む母が唯一口にしたいと願ったのは、たっぷりのバターとはちみつが塗られた白パンだった。

パンは黒パンしかない。白い小麦粉とバターと蜂蜜を食べたがる母親のために手に入れようと必死に探す少年ナニング。

実話に基づいて映画化されたものという。
終戦間際の疎開先の島での生活、難民と喧嘩したり、せっかく手に入れた大切な品を難民に取られてしまったり、島へ帰る頃に満潮となり、みるみる自転車ごと海の中に入っていくことになり、大切な品を手から離さなかったけど、大切な借りた自転車は海に沈んでしまったり。
せつない少年の心が全編描かれている。

原題「Amrum」は、ドイツ北部、デンマークとの国境付近にあるアムルム島という実在の島の名前であり、本作の舞台である。


映画 「白パンと独裁者」
 


映画『白パンと独裁者』予告編 (1:43)

https://www.youtube.com/watch?v=7At-srWqgAQ

 

 

解説・あらすじ:

「女は二度決断する」「愛より強く」などで知られるドイツの名匠ファティ・アキンが、第2次世界大戦末期のドイツを舞台に、母の願いをかなえるべく奔走する12歳の少年の姿を通して時代の転換点をみずみずしく描いたドラマ。アキン監督の恩師であるドイツの俳優・映画監督・作家ハーク・ボームが自らの幼少期の体験をつづった自伝的小説を映画化した。

2次世界大戦末期の1945年。ドイツ北部のアムルム島は、本土へ向かう爆撃機が上空を飛び交いながらも、どこか楽園のような静寂を保っていた。この地に疎開してきた12歳の少年ナニングは、戦地から戻ってこない父に代わり、農作業を手伝い家族を支えている。そんなある日、妊娠中の母ヒレが、心酔するヒトラーの訃報を受けて絶望し、心身ともに崩壊してしまう。生気をなくし食事を拒む母が唯一口にしたいと願ったのは、たっぷりのバターとはちみつが塗られた白パンだった。

「女は二度決断する」で主演を務めたダイアン・クルーガーが農場主のテッサ役で出演するほか、「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」のローラ・トンケ、「システム・クラッシャー」のリーザ・ハークマイスター、「アーミー・オブ・ザ・デッド」のマティアス・シュバイクホファーが出演。

(映画.com

 

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原題: Amrum

製作国: ドイツ

製作年: 2025

上映時間: 93分

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上映館:

https://eiga.com/movie/106053/theater/

 

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監督:ファティ・アキン

 

キャスト:

ジャスパー・ビラーベック
ローラ・トンケ
リザ・ハーグマイスター
キアン・ケップケ
ダイアン・クルーガー
デトルフ・ブック
ラース・イェッセン
ジャン・ゲオルグ・シュッテ
マティアス・シュヴァイクホーファー
リタ・フェルドマイヤー

 

 

 

 

Filmarksコメント抜粋:

https://filmarks.com/movies/126583#goog_rewarded


 

・島が舞台なので、激しい爆撃や戦闘シーンはありません。
しかし敗戦までは主人公の家族は守られた側だったのに、敗戦後結局島から出ていく(きっといられなくなった)描写が心に残ります。
主人公の島の友達役の男の子が、若き日のエドワード・ファーロングを思わせる美少年でした。

・第二次大戦終戦間近のドイツ、アムルム島を舞台に、ファティ・アキン監督の恩師の幼少期の記憶を辿る実話。
母に白パンを食べさせたいと奮闘する少年ナニングの想いに胸が熱くなる。
独裁と忠誠の狭間で揺れる人々、美しい島と戦争の残酷さの対比があまりに切ない。
終戦の日を前に観れて良かった!

・命を奪ったり救ったり、死を目の当たりにしたり 子供が生活の中で生き物の生死を経験していくような映画だった

・決して悪い母親ではないのに、親ナチ派という態度だけで悪人に見えてしまうヒトラーマジック。無垢な子供たちの交流と少しだけ登場する小さな妹に癒やされた。

・映像は美しかった。
母親には全く共感出来ない。
ここまで心酔するの?って思ったけど
だから、悲惨な戦争が起こるんだな、と。

・歪な世界から阻害され
母を愛そうと踠いて、
何も為せない絶望が痛い。
最後の笑顔に救われる。

・なかなかよかった
あくまで終戦直前という状況は物語の背景であってメインじゃない感じ
少年が小さい世界で最大限の努力をして母のために白パンと蜂蜜とバターをゲットしようとする姿に泣けた
母は毒親すぎた
弟を殴ったときスッキリしたけど悪いのは戦争だよなと思った

・地味だが、とても美しく、個人的にはとても好きな作品だった。終戦直前の疎開先で、父が出征中のため、母を懸命に支える長男の主人公。すごく一生懸命で感動した。実話に基づいているとのことなので、母の思想により閉ざされがちな世界が終戦とともに開かれたことを祈る。

・超大作でもないし、映画史に残る名作というほどでもないだろうが、しみじみと心に染み入ってくる佳作、というのはこういう作品をいうのだろう。
敗戦直前のドイツ。食べ物も希望もないアムルム島。
それでも、人々は自然と共生しながら、助け合いながら、なんとか生きている。
歴史的社会的に、いくらでも問題山積の映画に出来そうなものだが、そうはせず、ヒトラーを尊敬し、白パンを欲する母親をなぐさめようと、悪戦苦闘する少年(ナニング)の姿を、淡々と追っていく。
敗戦直前に島に疎開してきた人々に「よそ者」と言いながら、旧来からの島人の子どもに「お前もよそ者だろう」とののしられるシーンは、実に切なく、痛々しい。(これは予告でもやっていたが、ちょっともったいなかった。)
小麦と蜂蜜とバターを求めて、手を尽くし、海を渡り(このシーンの怖さは海嫌いの自分にはホントに耐えられないほど)盗みすら働き、という一連の行動には、つい最近見た「大統領のケーキ」を想起させるが、こちらはもっとずっと淡々としているので、よけいに切ない。
誰も彼も「敗戦」という重荷に押しつぶされそうになりながら、その中でも「排他主義」が重く横たわる現状は、まさに今を射貫く。ラストシーンはまさにそれを訴えているように思えた。

・潮の満ち引きで遭遇する人生におけるあらゆる選択
白パン・はちみつ・バターを求めて海を渡り様々な『生命』に触れながら成長していくナニングの姿が印象的です。
ドイツの美しい景色と直接的な描写とが重なり合い
生命の尊さも問いかけられるよう。
ファティ・アキン監督の過去作を知る方からは
また違った感想が生まれそうな予感。

・周りからどれだけ批判されても母親のために必死に頑張る姿が良かった。一つ一つの行動に優しさが溢れていて、漢だと思った。
自分が子供の頃はこんなに大人ではなかった気がする。

・第二次世界大戦末期の1945年。ドイツ北部まるでのアムルム島。とにかく島が美しさをカメラを通して伝わる。この地に疎開して来た少年ナニングを通して終戦へと向かうドイツ混乱、ナチスに心酔している母や島民との関係を描く。ヒトラーの死から食事を全く摂らない母に当時は手に入りにくい白パンと蜂蜜を手に入れるため少年なりに必死に奔走する姿に胸を打たれる。終始ナニングの心の動きが画面を通して伝わる。そんな鑑賞後にも余韻が残る作品でした。