ゲッベルスは、自身の地位を回復するため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画の製作や、大衆を煽動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画。国民の熱狂とヒトラーからの信頼を取り戻していく。
当時のプロパガンダに扇動される民衆が現代にも通じていると感じた。
家庭では1男5女を持つ子だくさんのカトリック信者だったそうだが、愛人を持ち、ヒトラーに別れろ、と注意される。それにしても彼の奥さん、どうしてヒトラーとあんなに親しかったのだろう?
映画の中に実際の映像もかなりあり、衝撃的なシーンには目を塞ぎたくなる。
しかし、プロパガンダは恐ろしい。
現代だって、枠珍や米大統領のことや皇室だってメディアのプロパガンダで簡単に騙されている人達が多数だ。
嘘を見破っているのは当ブログの読者さんたちやごくわずかなブロガーやユーチューバーたちだけ。
皆さん、騙されないようにしないと、命も狙われます。
プロパガンダの天才の半生...映画『ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男』予告編 (1:49)
https://www.youtube.com/watch?v=7PlSx_a8mzs
解説:
アドルフ・ヒトラーの腹心にして、プロパガンダを主導する宣伝大臣を務めた政治家ヨーゼフ・ゲッベルスの半生を描いたドラマ。
1933年のヒトラー首相就任から1945年まで、ナチスドイツの宣伝大臣として国民を煽動したゲッベルス。当初は平和を強調していたが、ユダヤ人排除や侵略戦争へと突き進んでいくヒトラーから激しく批判され、信頼を失ってしまう。愛人との関係も断ち切られたゲッベルスは、自身の地位を回復するため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画の製作や、大衆を煽動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画。国民の熱狂とヒトラーからの信頼を取り戻していく。やがて戦況が絶望的になるなか、ゲッベルスはヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す過激なプロパガンダを仕掛ける。
「ある一生」「パリよ、永遠に」のロベルト・シュタットローバーがゲッベルスを演じた。2024年ミュンヘン国際映画祭にて観客賞を受賞。
(映画.com)

監督:ヨアヒム・A・ラング
出演:
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ヨーゼフ・ゲッベルス |
アドルフ・ヒトラー |
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マグダ・ゲッベルス |
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原題: Fuhrer und Verfuhrer
製作国: ドイツ・スロバキア合作
製作年: 2024年
上映時間: 128分
PG12
上映館:
https://eiga.com/movie/103214/theater/
史上最悪の独裁者をプロデュースした男に再注目。二人が出会ってしまったのは悲劇としかいいようがない
水上賢治 映画ライター
2025/5/5(月) 12:01
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0b645d4b86ea46c3a316f986200a28bfc795b845
どの情報が事実で、どの情報がフェイクなのか、見極めることがひじょうに困難になってきているのではないだろうか?
日々のふとした瞬間に、なにを信じればいいのか、わからなくなってしまうことがあるのではないだろうか?
ここ最近でも、実際に、真偽不明の情報が飛び交い、完全な黒が白となってしまうような事態が起きてしまっている。
そうならないためにはどうすればいいのか?
いかにして周りに流されないで事の真相を見極める自身の目をもつのか?
このことはもしかしたらいま一番考えなければいけないことかもしれない。
そういう意味で、ドイツ映画「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」は、実にタイムリーな一作といっていい。
タイトルからわかるように、本作が焦点を当てるのは史上最悪の独裁者であるヒトラーおよびナチス・ドイツのプロパガンダを主導したヨーゼフ・ゲッベルス。
ナチス・ドイツの宣伝大臣となった彼は、プロパガンダ映画や大衆の心をつかむ演説を作り、巧みなイメージ戦略でヒトラーを神格化し国民を熱狂へと導いた。
ヒトラーの暴走と横暴をもみ消し、国民感情を煽り操り、ナチス・ドイツおよびヒトラーを正当化する世論を形成した張本人といっていいゲッベルス。
本作は綿密なリサーチのもと、彼の実像とプロパガンダの実態を暴き出す。
いまから80年以上前の人物をいま取り上げる意味があるのかと考える人もいるかもしれない。
でも、違う。いまだからこそゲッベルスなのである。
ヒトラーの腹心としてゲッベルスが画策したプロパガンダは、ある日突然、身に覚えのない誹謗中傷にさらされる事態に巻き込まれることもあれば、ある日突然、悪人からヒーローになっていることもある、現在に大きな警鐘を鳴らす。
人は簡単に嘘を信じ込み、それを主導した者にいいように踊らされることを、ゲッベルスの存在はある意味、物語る。
なぜ、いまゲッベルスを描こうと考えたのか?プロパガンダの危うさと怖さに着目をしたのか?
以下上記サイトへ。
パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス(ドイツ語 : Paul Joseph Goebbels
第一次世界大戦後に政治活動を開始し、国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)における左派の中心人物の一人となったが、その後はアドルフ・ヒトラーに接近し、第3代宣伝全国指導者を勤めてナチスのプロパガンダを積極的に広め、ナチ党の勢力拡大に貢献した。第二次世界大戦の敗戦の直前、ヒトラーの遺書によってドイツ国首相に任命されるが、自らの意志でそれに背き、ヒトラーの後を追って、家族を殺害後に自殺した。
なお、「ゲッペルス」の表記は誤り。
身長は165cmだった。幼少時に患った小児麻痺により左右で足の長さが異なる身体障害者となった。成人後も右足に整形用の靴を履いていた。そのため歩行時は片方をややひきずる状態で歩いた。この事は戦時下で流行った「嘘は足を引きずって歩く」(本来は「嘘の足は短い」で、「嘘はすぐバレる」ということを意味していた)というジョークにもなった。
(Wiki)
Filmarksコメント抜粋:
https://filmarks.com/movies/118203
・ナチスの映画で、ヒトラーと共に描かれることが多いのは、ヒムラーとゲッベルスだろう。
ただ、メインで描かれるヒムラーと比べると実像があまり知られていないゲッベルス。
誰しも一度は目にしたことがある、熱狂するドイツ国民の前でのヒトラーの演説シーンは、ゲッベルスが演出した大傑作と言っていいだろう。
あと、記録映画としてヴェネチア映画祭で最高賞を授賞した「オリンピア」にはゲッペルスが大きく関わっている。
時代が、この時代でなければ世界的な映画プロデューサーや映画監督になっていたかも知れない。
そんな彼が、なぜヒムラーと並ぶナチス最悪の極悪人と呼ばれるようになったか、この作品で丁寧に描かれている。
また、この作品は大量の悲惨で目を覆いたくなる映像が初めて公開されている。
・ゲッベルス視点。ヒトラーに対しての尊敬と期待に応えようという人間的な部分が描かれている。この映画を通して、政治的な宣伝の効果と裏側に意識を向けられる。
・ナチス系の映画は描写がグロいものもあって見応えが特にある。ゲッベルスの生き様はヒトラーをプロデュースしたのではなく、召使としてヒトラーを支えてたとも捉えて良いのではないだろうか。
・ナチス目線での戦記は興味深かったです。
所々混ざる当時の記録が凄惨過ぎて辛かった。
でも 現代でも多かれ少なかれ似たようなプロパガンダされてるんでしょうね。
報道やメディアに流されず、自分で考えることの重要性を再認識しました。
・ドキュメンタリー寄りかなあ
当時の映像や音声が使われてたりで
ショッキングなものも多かった
途中の戦争行ってた人の表情とか、ほんとに目がしんじゃってて、
国全体の雰囲気とかも、普通に考えたらありえないよな!って思う状況だし
やっぱり戦争っておそろしい
と、浅はかではあるけれど感じました
演説のシーンはかなり引き込まれた!
カリスマ性を利用しながら洗脳に近い方法で、その方向に持っていくゲッベルス、ヒトラーすごい
・途中2回は寝た😅
魅力的な俳優が1人もいなかった。
あの時代、情報発信、プロパガンダに映画があんなにもに力持ってた事に驚いた!
ゲッベルス自分のプロデュース力に溺れ過ぎ。あーなると変な全能感持っちゃうんだね。あと80年もしたら誰でも好きに情報発信できるツール持っちゃう事知ったらどんな気持ちになったかしら?
ラスト、子供達の白いワンピースの、後ろ姿が悲しい
・実際の映像を交えて物語は進む
ゲッベルスがヒトラーから愛人との関係を止めるように言われ、困り顔だったのが唯一胸がスカッとするシーンだった
ゲッベルス子沢山なのも驚き
・ナチスの宣伝大臣ゲッベルスの視点から見るこの作品はプロパガンダにより国民を扇動する姿は、現代にも通じるところが多かった。
人を動かすのは大きな声とウソをつくこと、単純だからこそ心に響くのかと思った
当時の映像があまりにもショッキングでした
・誰の忠告にも耳を貸さない男が宣伝大臣
浮気を妻に責められたら言い訳して逃げるわ
出世欲というか自己保身が強すぎて堪らない
・自国の行いを振り返る映画が定期的に作られてることがまずすごい。こっちでよく見るお涙頂戴的なの、まさにプロパガンダ。
・宣伝大臣ゲッベルス視点のナチス。。
実際の映像と繋がった生々しさ。。
演説の重要性といかに作られるか。。
世の中の本質は何も変わってない気が。。
・自国でこういう映画つくるのすごい。
情報扱う仕事してる人はみんなみておいた方がいい。